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釜ヶ崎地域合同労働組合

通天閣は大阪のシンボルタワー 総合センターは全国の日雇労働者の街のシンボル

2021.11.07 22:05

総合センターのシャッターが2019年4月24日に国、大阪府、大阪市、大阪府警の4者によって強制的に閉じられてからはや2年6カ月。労働者に苦痛を強いたままの状態ながら、しっかりとしたたたずまいでその姿を見せ続けております。

「なんでこんなにしっかりしている私を壊そうとするんや」と絞り出すような声が響いているように思えます。

浪速区の新世界にたたずむ通天閣は奥村組が施工しています。1956年に完成しており、2007年には国の登録有形文化財となっています。

初代通天閣は1912年(明治45年)大阪新世界のシンボルとしてパリのエッフェル塔をモデルにして建てられました。しかし1943年(昭和18年)火災によって消失し、その後1956年に再建され、今に至っていますがが、65年経っても老朽化したとか耐震性に弱いから建てかえろと言った声は聞かれません。

一方の総合センターの施工主も奥村組です。この奥村組が、総合センターが1970年に完成したときに「100年間は使用できる」と言ったのです。

通天閣は大阪の観光名所のシンボルタワーとして知られています。総合センターは全国の日雇労働者の街のシンボルとして知られています。この二つのシンボルをなくさせてはなりません。

釜ヶ崎のまちづくり会議の内実は再開発の議論なんです。労働施設検討会議の委員25名の中で、釜合労はたった一人「センターつぶすな」と言い続けています。

ドヤ組合や地域の自治会なんかにセンターを一寸たりとも横取りされてはなりません。総合センターは釜ヶ崎で働く労働者の施設であることを労働施設検討会議の委員たちは肝に銘じておくべきです。

「センターつぶすな」「シャッター開けろ」「強制排除反対」は正義の叫び。「センターつぶして建てかえろ」は悪魔のささやき。

センターのシャッターが閉じられて困っているのは労働者。センターが無くなって困るのは労働者。釜ヶ崎の労働者は日本の建設産業になくてはならない人材です。過去も現在もこれからも。



大阪市との団体交渉、決まり次第お知らせします

大阪市との団体交渉、8日の週に行いたい旨の返答がありましたが、先週まで連絡がありませんでした。今週、日時の返答があるかもしれませんが急に言われても動きが取れません。 

大阪市から連絡がありましたら皆さんにお知らせします。その節はよろしくお願いします。


監視カメラの裁判 バスは出ません
11月9日午後1時30分から大阪地裁201号法廷です


スマホを持ってる人はユーチューブ「じいさん73歳。まだこれからやで」を見て下さい。視聴回数5234回となりました。

ユーチューブ「じいさん73歳、まだこれからやで」の視聴が11月7日(日)現在、5234回となりました。釜ヶ崎の労働者が何をなすべきか、協力者が何をなすべきかをわかりやすく話しています。この動画もぜひ視聴していただきたいと思っています。「センターつぶすな」で検索できます。



「釜ヶ崎合唱団」(釜ヶ崎炊き出しの会編著 ブレーンセンター発行 2500円) ぜひ、読んでみて下さい。

様々な思いを胸に秘め、日々仕事に励む大阪・釜ヶ崎の労働者。望郷の念、そして亡き母への思慕、叶えられなかった夢…など。そんな思いを彼らが語ってくれました。そこには懸命に生きてきた人間のみが放つ生命の輝きがあります。彼らの声に耳を澄ませた時、あなたの心はどんなふうに共鳴するのでしょうか。(本の帯より)

炊き出しを担ってくれた人たちに話を聞きました。ぜひ、読んでみて下さい。ご注文はブレーンセンターへ。(電話 06‐6355‐3300) 書店、アマゾンでも取り扱っております。また、図書館でも読むことができます。



今後のスケジュール


11月9日(火)

午後1時30分~午後5時 大阪地裁201号法廷

監視カメラ裁判 バスは出ません


12月2日(木)

午後2時30分 大阪地裁201号法廷 

センター立ち退き反対訴訟裁判 判決


12月9日(木)

午前10時30分 大阪高裁別館73号室

住民訴訟控訴審




2021年11月8日

釜ヶ崎地域合同労働組合・釜ヶ崎炊き出しの会・いながきひろし事務所

大阪市西成区萩之茶屋2‐5‐23 釜ヶ崎解放会館1階  

電話(6631)7460

ファックス(6631)7490

釜合労のホームページ https://www.kamagourou.com

E-mail info-kamagasaki@kamagourou.com