小田急が「子育てし易い沿線」へ、小児一律五十円
【ビジネス報道】 小田急電鉄(9007.T1)は、令和三年十一月八日に小田急沿線における子育て応援ポリシ『こどもの笑顔は未来を変える。Odakyuパートナー宣言』を策定した。当該メッセージの具現化に向け、「小児IC運賃の低廉化」等の子育て世代応援施策に取組む。
本ポリシは、子育てに想いを抱く社員を中心に取りまとめた。小田急線を中心に、子育てし易い沿線にしていく同社の想いを発信していく。これまでも同社グループでは、子どもの楽しさや学びに繋がるイベントを多数実施してきたが、子どもの笑顔をつくるパートナとして「子育てし易い沿線」を目指した取組みを一層推進していく。
本ポリシを体現する抜本的施策となるのが、小児IC運賃の低廉化。来春よりIC利用時の小児運賃を小田急線内一律五十円とする。小児運賃(IC利用)を持続的に大人運賃の半額以下に一律低廉化するのは、全国の鉄道初。五月に実施した「お子様をお連れの方に安心してご利用いただける車両」の常設化に向けた検討もしており、駅へのベビーカー シェアサービスの本格導入も予定。
更にソフト面においても、社員が鉄道をテーマに地域とも連携しながら行うイベントを定期的に開催していく。中でも、小学生の子どもを一日百円で全線乗り放題とし、駅や駅に隣接するグループ商業施設等に会場を設け、電車での移動と共に一日を通じて楽しい時間が過ごせるイベントを開催する。
同社は、これからも子育て世代の応援を通じ、少子高齢化という社会課題に鉄道会社ならではのアプローチを行い、暮らしの楽しさの提供や子育てし易い地域の実現に貢献する。また、本ポリシへ共感頂ける企業や自治体等との連携を深め、「子育てし易い沿線」を目指していく。
尚、子育て応援ナビ「FunFanおだきゅう」では、同社グループが主催する様々な親子向けコンテンツを一元化して発信している。
以下は子育て応援ポリシ。
- 小田急は子どもの笑顔をつくる子育てパートナである事を宣言します
- 小田急は考えます。子育ては子どもが「育つ」手助けをする事。そして、手助けの繋がりが「子育てし易い沿線」をつくり、そこで育つ子どもの笑顔は私達に明日へ向かう元気と希望を与えてくれると。
- だからこそ、あなたが「子どもの幸せ」を願い、「子どもを笑顔にしたい」と想う時、小田急は共に考え、共に行動するパートナでありたいと考えます。
画像:小田急電鉄㈱