あなたは愛車に何点をあげますか？？
みなさん、こんにちは。
三重のカワサキ正規取扱店、代表の今西です。
↑自分のバイクみたいに写ってます（笑）
もしこの文章を書かなかったら、本人の所有でしかも綺麗なお姉さんと・・・。はぁ？と
いう写真に見えますよね！今日は、見た目やちょっとした写真一枚ではすべての状況がわかりません～というお話です！
今日は、お客さんからよくある質問でお話を・・・。
この話は、ちょっとうちのお店で車両で購入してもらっているバイクにはあまり関係ないかも・・・なぜならみんなのバイクはよく点検させてもらっているから（笑）
よく、久しぶりに乗って調子が悪い・・・。
修理したほうがいいですか？？
とか、まだこのまま乗れますか？と聞かれます。
む・・・回答に困る、我々バイク屋ですが、修理の際には判断が難しい場合や、タイミングってあります。（ここでのバイク屋は、昔からしているメーカー系列に属する販売店と考えてくださいね。用品屋さんや中古車専門店などはちょっと発想が違うかも知れないので）
バイク屋がすぐに修理したほうがいいよ！と言う部品は早くした方がいいかも。
バイク屋から見て、修理したほうが、いい部品の大半は機能部品の恐れがあります。
実はこれがお客さんとのズレの原因です。
バイク屋って、実務的なんです・・・。つまりバイク屋は交換しないといけない部品を話しますが、機能部品と言われる部品は見た目では分からなかったり、超地味な部品であまり交換しても実感が分かりにくい部品が多いです。
バイク乗りのお客さんの視点は機能部品より「見た目」や見える部品、交換すると分かりやすい部品に目がいきがちがな・・・。
そこでバイク屋さんとお客さんとの視点の違いにより、「そんなん交換しても・・・」と思われ交換が先延ばしになることが多々あります。
あと原因が複合原因の場合、ここが悪いと修理してもまだ故障の症状が消えない場合があります。しばらく乗っていないバイク（例えば１年から２年くらい）だとエンジン始動してから電気系統を見たり、走行チェックしたりと・・・エンジンが始動できてそこから始めてわかることもあります。初めての来店入庫で、動かないバイクで「いくらかかりますか？」と聞かれますが、今までの経験でこんな値段だよ・・・と説明は多少できますが、正直なところ、
初めて整備する、お客さんのバイク、どんな状況か・・・
「わからん！」と言いたい・・・（笑）
ある程度は同型機種の整備状況や過去の故障などのリストから参照できますが、個々に環境が違うから難しいんですよね（笑）
あと、よく聞かれるもうひとつ！一見さんで（購入してもらったバイクは別よ（笑）修理履歴が見れて交換タイミングの見当がつくから）
エンジンはかかり、走行には支障ないのですが、修理するか判断に迷う時・・・
「いつごろ修理がした方がいいですか？」「あとどれくらい乗れますか？」
「知らん！」と言いたい・・・（笑）
例えば、同調が少しズレている、エンジンはかかるが始動性がちょっと悪い、エンジンはかかるが、プラグをずっと交換していない・・・
いつ直したらいいですか？？など・・・。
こんな時はこう考えたらいいのかな。
新車のバイク、または点検整備を受けていて完璧と言われる状態が
１００点満点としましょう。（赤点は４０点と考えて、赤点だと走行できないバイクと。）
そうすると、同調が走行に支障がないくらいのズレ、エンジンはかかるが、プラグをずっと交換していないというが
７０点や７５点とします。
↑この状態でもしばらく走行には問題ないですもんね。
ただこの状態から沢山走ると・・・点数が赤点になるから・・・ダメになる・・・
１００点の満点をとりたい方は整備をした方がいいし、その点数なら赤点ではないのでまだ走れるわけです。
ただし、７０点や７５点で勉強をさぼる（要は整備をサボる）と点数は落ちていき、赤点となります。
お客さん自身がどの点数を愛車のバイクに、あげたいか・・・・。
それ次第でバイクの整備のやり方が変わっていくかと思います。
点数って人によって、どれがいいかわかりません。７０点で満足する人、１００点じゃないと気がすまない人、さて、あなたはどっち？？
自店で購入したバイクだとあまり苦労しない話です。
だって、誰が買って、その子の性格やクセ、８０点がいい子なのか、１００点が好きなのか・・・バイクとお客さん自身をよく知ってるから！
すごくいい言い方をすると、関係性ができているから！
バイクはお客さんとバイク屋の関係性がすご～く重要となる商品だよ！
カワサキ正規取扱店 株式会社今西マシーンテクノ
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