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Self Portrait

無事是名馬〜第155回 天皇賞・春 回顧〜

2017.05.02 08:01

photo by Bunchaca

2017.4.30 Kyoto Racecourse

Photo by Bunchaca

2017.4.30 Kyoto Racecourse 


驚愕のレコード決着、そして、貫禄を見せつけた連覇。


京都競馬場で行われた第155回 天皇賞・春は1番人気のキタサンブラックが期待に応え、従来のレコードタイムを0秒9更新する3分12秒5で優勝し、昨年に続いての連覇を成し遂げた。


同レースの連覇は2013・2014年のフェノーメノ以来4頭目の偉業となる。


昨年末、有馬記念でアタマ差敗れたサトノダイヤモンドとの再戦、二強ムードが騒がれた今回。


大阪杯から始動し、圧巻の勝利をおさめたが、ライバル馬の順調な仕上がりがここまでの僅差に評価が分かれることになった。


かつて、メジロマックイーンとトウカイテイオーの二強対決が頭をよぎった筆者。あの当時とはレースのローテーションや馬場のコンディションも様相が変わったので、一概には言えないとしても『二強並び立たず』ということは変わりがなかったようだ。


とはいえ、キタサンブラックとサトノダイヤモンドと勝負付けがここで決まった訳でもなく、この二頭のスーパーホースの力がファンを魅了しレースを盛り上げたことは紛れも無い事実である。


もちろん、経験の差や騎手の手腕や技量もある。この優勝で8度目となった武豊騎手のそれは、国際経験の豊かなルメール騎手とは一日の長がある。またそれだけの名馬の背中を知れば、尚更だ。


枠順の有利不利もあれば、距離適性などファクターをあればきりが無い。もちろん展開も同様で、タラレバをいえば同じ結果とはいかないのも合点がいく。


今回はそのチャンスを自分の力でもぎ取ったキタサンブラックの貫禄と言えるのでは無いだろうか。


負かしに行って2着に敗れたシュヴァルグランや4着のアドマイヤデウスも然り。昨年より着順上げ、ディープインパクトがマークしたレコードタイムを更新しているのだから、持てる力を十二分に発揮しての結果にケチはつけられない。


北島三郎オーナーが仰るように、この舞台にでることが大変なことで、無事に走ってきてほしいとは誰しもが感じることではないだろうか?


ハードな調教をこなし、着実に力つけてなお成長が続いているキタサンブラック底力。完成の域達していてもまだまだ伸びる彼のポテンシャルは何処まで行くのだろうか?


今迄の名馬すら凌駕するだけの歩み続けているのは間違いないだろう。


次走は宝塚記念、否が応でも主役になる。その先の夢をファンとして一緒に見続けたい、そんな気持ちにさせてくれるはずだ。