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なまえ香~あなたの名前で香りを創ります~

私のなまえ香 二百六 立冬(りっとう)

2021.11.09 12:00


りっとう

(立冬)

11月7日頃から。節気のことば。


ゆるやかに日差しも弱まり、日暮れも早くなりました。

朝夕、ひやっと頬に冷たい風

手足も、冷たさを感じ始めるころとなります。


冬の気、冬は、陰となり、寒となる。


小春日和、冬ごもり、冬眠、冬支度、冬めく・・・

季節の言葉いそいそと、入れ替わり。


そのような中で、ほんのり小春の匂いかな♪

稲を刈り取った冬の田の情景に

秋の野山の小春日和のお昼寝


そして、すこしずつ冬眠へと

目にうつる景は、冬支度のはじまりと匂いがします。


ゆるやかな流れ、みえない気風と匂いから

土の中、凍てつく水面下、冬木の装いへ舞台がかわります。


「りっとう」Riqto

ことばの表情からもみてみました。


まるで、日常の冬支度、冬眠文化といわんばかりの親しみやすさ。

そして、緊張感をもちながら、「冬の気立つ」音がします。

それは、水から氷へと緊張した感じ、

冷たいが、ぴしっと伝わる動きもみてとれます。


土の中、山の下の秘めた地なる動きが

いそいそ響きわたるように捉えられていて

それは現実的であり、合理的に重なりあっています。



冬のやわらかな陽と、冬風の清き匂いが、

美しい落日に曲線を描いてくださいます。



寒さ深まります

ご自愛くださいますように。




【写真は、新調ありがとう香】