商品撮影、やってみよう! 富山県富山市*出張写真教室
出張写真教室は、個人でもグループでも、はたまた法人さまでも、ご希望をお伝えいただければ、その内容での写真教室を承っております。
先日、自社でカタログなどを作っている、陶器の卸問屋さんの写真担当の方への商品撮影の出張写真教室を行いました。
立派な撮影スタジオをわざわざ用意するのは、難しいですよね。
広さやもちろん費用、ライティングなどなど、こだわったらキリがありません。
そしてそのこだわりの設備を十分に使いこなすには、それなりの知識と経験がないとまたまた難しいことに。
なので、今ある環境に最適な方法でベストな商品撮影をご提案しました。
一眼レフを使ったことがない、とのことでしたので、前回まではカメラの基本的な操作と設定の意味を、商品撮影に必要なところだけばっちりお伝えしました。
そして今回は、三脚が到着したので実践に移りました。
白色や白に近い色の商品と、黒色や黒に近い色の商品のときは、露出に注意することをお伝えしました。
カメラが明るすぎる、または暗すぎる、と勘違いしてしまうから撮影者がカメラに教えてあげないといけないんですよーっていうお話。
わたしが意識していないことで、カタログ担当者さんが意識していることがありました。
陶器の柄の位置です。
わたしは質感や傷の有無や影や光の当たり具合ばかり気になってしまいますが、
カタログ担当者さんの意識は、どの面で撮れば模様が一部、または全部にあることが伝わるか、柄のバランスがよく見えるのか、ということでした。
なるほどー、それを教えていただいてから私も意識するようになり、よりご希望に沿った商品撮影をお伝えすることができたと思いました。
写真は撮った人がどう思っていたかが写ってしまいます。
いい加減に撮れば、いいかげんにしか伝わらず、きちんとここがいい!を明確に思いながら撮れば、それは写真にちゃんと出るのです。
シャッターを押すだけの作業に思われがちですが、そのまえにいろいろやることがあるんですよーということをわかっていただけた出張写真教室でした。