スカートひらり

最初からこうなることは解っていたし、たとえそれが事実に移り変わってしまっても、受け入れる覚悟くらいあった。

どうしてこうなってしまったんだろう

理由を探したところで過去は舞い戻らないし、今さら何を求めても現実は変わらない。

傾いたままでいるココロの向かい側を同じ重さの何かで埋められたらいいのに。

自転車をこぎつづけた昨日の私は

青いスカートの行方を風に任せながら

そんなことを思った。