つなげて!全国鉄道むすめ巡り No.23 水間鉄道 水間みつま
場所:水間鉄道 水間線 水間観音駅 改札外
スタンプ台は水間観音駅の改札を出た左手側すぐにあります。元々備え付けのテーブルをスタンプ台に流用しているので、奥行きが狭くスタンプを押しづらいのが難点です。幟は改札内にももう1つあります。
鉄道むすめグッズは駅窓口で購入できます。ただし商品は左側の扉から出てくるフェイントなのでちょっとビックリ。なお、窓口担当者に「アクリルフィギュアください」と言っても怪訝な顔をされてしまいます。窓口に貼ってあるポスターを見ると、商品ごとにA,B,Cと記号が振ってあるので、「グッズのAをください」と言った方が通じます。グッズは3種類しかないんだから、覚えてくれてもいいのでは・・・
窓口の上部には「登録有形文化財」のパネルが取り付けられています。水間観音駅の駅舎は水間寺にちなんで寺院風の建物となっていて、水間鉄道の開業当時のまま残されているそうです。その横に鉄道むすめ巡りのポスターとはなかなかシュール。
なお、ミニスタンプ&アクリルフィギュアを購入すると、おまけで水間みつまクリアファイルが付いてきます。万博鉄道まつり2017のおまけクリアファイルは2代目で、こちらが初代となります。
話を少し戻して貝塚駅。南海貝塚駅と水鉄貝塚駅は直結しているので、案内板に従えば迷うことはありません。水間鉄道は2013年から交通系ICカード全国相互利用に対応。改札口にある簡易リーダにICカードをタッチすれば入場できます。なお、水間観音駅で出場するときも同様で、改札口にある簡易リーダにICカードをタッチします。
水間鉄道1000系は元東急7000系を改造したものだそうです。この間の上田電鉄1000系を彷彿とする顔ですね。
車内には鉄道むすめ巡りのポスターが掲示されています。それにしても、水間鉄道は日中も20分間隔で運行されているし、交通系ICカード全国相互利用にも対応しているし、鉄道むすめに頼るほど財政が逼迫しているようには見えません。
が、実際には経営状況はあまり芳しくなく、2005年に会社更生法を申請したそうです。で、現在の親会社はグルメ杵屋という変わり種。少子化などもありますが、直接の原因はバブル期にやんちゃしすぎたこと。運行本数が多いのも、ICカードに対応しているのも、すでに打てる手は打ち尽くした後ということらしいです。あとはいかに需要を喚起するか?ということで、その一環として鉄道むすめを導入したということでしょうか。
そんなワケで、水間寺を少しご紹介。水間観音駅から徒歩10分ほどで、水間寺に到着します。水間観音というのは通称で、天台宗別格本山・水間寺が正式な名前だそうです。
入口からすぐ本堂と三重塔が見えます。進行方向から斜めの方向に設置されており、視線を斜め前方へ向けると、この2つの建物が一気に視界に入ってきます。初見の私は思わず「おおっ」と声を出してしまいました。
まずは手前にある三重塔から。よく見ると欄間の部分に十二支が彫り込んであります。1つの方角に3つずつ、4方向で計12体います。
こちらが本堂。参詣鉄道である水間鉄道の経営が苦しくなるぐらいなら、水間寺もそんな大規模なものではないと勝手に思っていましたが、想像以上の大きさでビックリ。この水間寺は、天平年間(744年)に聖武天皇の勅命により行基が開山したという由緒正しい寺院です。行基とか教科書に出てくる有名人がバンバン出てくるので、そりゃ立派な寺院なワケですよ。
これが有名らしい「聖観音菩薩出現の滝」。行基はここで竜神から観音像を授けられたと伝わっています。この地で一番のパワースポット!と銘打たれています。いや、パワースポットって。