加藤育子
2017.05.04 06:21
育子さんの言葉より
「夫が山仕事をしていることから山の現状を知り価値なく扱われている木をなんとかしたい思いで丸太を削って木の器を作りはじめました。
山の恵みたっぷりの木のうつわを手にすることで、やがて川となり海となる最初の一滴を育んでいる大事な山があり、その山を守る人がいること、そして自分も自然の中の一部であることを考えるきっかけになればと思います。
私の器には日本ミツバチの密を収穫した後の巣がらを自家製蜜蝋ワックスにして仕上げています。全て山の恵みから器になった山のいのちを、皆様のところで育ててください。」
育子さんのうつわは、どこでどうやって切られた木なのか
そのいのちの源をたどることが出来ます。それはとても価値のあることだと感じます。
是非みなさんの手で次のいのちを吹き込んで頂きたいと思います。
うつわの中には、大久保の神社の木から生まれた大きな大きなうつわもあります。
長い間大久保集落を見守り続けてきたその木が持つ圧倒的な力強さと優しさ
そこに育子さんの流れる様な洗練されたラインが加わり、とても美しい器に仕上がっています。
是非お手にとってみて下さいね。