川直をロケ地とした映画が来年上映されます
こんにちは川直6代目の高宏です。
題名を見て「何事!?」と思った方も多いと思います。
来年上映予定の短編映画「海の色は夢のつづき」
この映画の主人公の実家はなんとなまり節工場。稼業を継ぐ責任と海洋写真家を目指す夢とで迷いながらも自分と向き合い、生きる道を探していく物語です。
実はこの映画のロケ地として弊社川直の工場がロケ地として撮影が行われました!
映画の話が来たのが今年(2021年)の1月。最初は「なんでうちが・・・?」とワケがわからなかったのですが、
この映画の企画、脚本、主演を務める長谷川さんは映画の撮影前には役作りのためうちの工場でかつおをさばく練習に来られたり、実際に撮影があった7月には第一線で活躍するスタッフ、キャストが工場に来られ、映画への「本気度」がひしひしと伝わってきました。
↑弊社工場で撮影された様子。かつおをさばく長谷川直紀さん
皆さんにこの映画を見ていただきたいのはもちろんですが、ひとつお願いがあります。映画を公開するにあたって、劇場で上映したり、映画祭に出品したり、広告、宣伝には多くの資金が必要となるため、制作チームがクラウドファンディングを始めました。
予告編もこちらで見られます。
https://motion-gallery.net/projects/umiyume
クラウドファンディングページでは私6代目の高宏もメッセージを寄せさせていただきました。ちなみにつくりたてのなまり節もリターンとして提供させていただいてます。
私自身、2年前まではパプアニューギニアでダイビングインストラクターをしていて、
稼業を継ぐために川直に戻ってきました。
稼業がなければダイビングインストラクターを続けていただろうし、なまり節を作る仕事がしたくて戻ってきたわけではありません。
高校卒業後、大学卒業後の進路を考えるときには、生まれた時からつきまとう「後継ぎ」が邪魔で仕方ないと思うこともありました。でも自分が生きる道はなまり節一筋じゃない。今はそう思って日々過ごしています。
この映画は私がモデルではないのですが、自分のやりたいことと稼業を継ぐ責任に揺れる主人公の姿はとても他人事とは思えませんでした。
やりたいことがあったけど、何かを守るために諦めた人、一歩踏み出せずにいる人
そんな経験がある方には誰でも共感できる物語だと思います。
そうでなくても静岡、焼津がロケ地の映画を見てみたい、なんか親近感が湧いた
きっかけはなんでもいいので、多くの方にこの映画が届いてほしいと思います。
そのために皆さんのご協力が必要です!よろしくお願い致します。