PD(パニック障害、パニック症)治療記 -自分の失敗から学んだ事- 25 "他の疾患を併発"
PDは、他の疾患を併発しやすいというデータがあります。
特に非定型うつや大うつなどですが、先日私も主治医から少し抑うつの症状が見られますねと診断を受けました。
これは別に大事ではなくて、大したことはないのでご安心を。
ただ、非定型うつ、大うつが併発しやすくなる理由も納得がいくもので、少なくとも科学的な原因は残念ながら現在の科学ではよくわかっていない所ではあるんですが、仮説として、
外に出るのが怖くなり、家に引きこもり、自分は何もできないと自分を責め始める。
発作が怖いので動かなくなり、何をするのも億劫になってくる。
このような心境の変化によるトリガーはもちろん、PDで飲む治療薬は抗うつ剤が主ですが、モノアミン仮設的には、セロトニンとノルアドレナリンとドーパミンのバランス、特にPDはセロトニンとノルアドレナリンのバランスを整えるお薬を処方されます。
PDはセロトニンが少ないという、脳の誤作動があると言われているので、セロトニンを増やすわけですが、増やすとノルアドレナリンの働きを抑制したりもするので、やる気がなくなります。これは大うつではなく薬の副作用としてそうなるケースがあるという事です。
簡単に言えば落ち着く薬を毎日毎日飲んでいるので、落ち着きすぎてやる気とか闘争心みたいなのは無くなっていくというか。
このやる気がなくなるというのは、うつに少し似ているわけで、ここから移行して抑うつっぽくなる事は大いに有り得るということです。
しかしやる気を出すためにノルアドレナリンを増やせばいいかというと、増やしたら増やしたで、ノルアドレナリンは緊張や恐怖を司るので、パニックが起きやすくなってしまいます。
うまくセロトニン多めでやる気が無くならない程度のバランスを保ってやる必要があるということでしょうか。
仮設と私的見解の多いブログ記事になってしまいましたが、ようは
抑うつ的な症状が出てきても驚かない。よくあること。
抑うつ的な症状が出ても怖がらずに先生に報告する。
この2つを言いたかったわけです。