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はじめまして

2021.11.11 06:58

〇十年前、学校が荒れているといわれていた時、学校に毎日来てはいるけれど、授業は受けずに、時々、暴れたくなる子どもたちを目にしました。

時々、暴れたくなることについて、はっきりわからないものの何かの後遺症ではないか?と心配されたりもしていましたが、毎日、休まずに登校していたのは、家より学校に居場所があったからでしょう。

今、家庭に居場所があって、学校へ行かずに家にいる子どもは「不登校児」というレッテルで「問題児」として受け止められてきていますが、以前、学校に居場所があったと思われる「問題児」についても、学校に来ているからといって教師が十分な指導ができていたかといえば、そうはいえないでしょう。

教師も、なんらかの対応が迫られる中で出来る限りのことをするしかない立場は苦しかったと思います。

それでいて、子どもにとっては家にいるよりは、ましな場所でしかなかったと思います。

私自身、中学校講師時代、生徒と年齢差が少ないことで親近感を感じられやすいので、問題を抱えていそうな生徒の話を聴くことを期待されているようでもありましたが、先生としての立場を確立したい悩みを抱えている中で、カウンセラー的な仕事をすることは中途半端にしかできないと感じました。

それでも私が勤めていた〇十年前(プリンセスプリンセスが流行していた頃)は、今では古き良き時代といわれそうです。

今の現状は、学校での居場所を見失う子供は次々出る一方で、教師も多忙であったり、病んでいたりするため、そういう「問題児」を家族が見守るしかなくなっているのではないでしょうか?

専門的な知識が必要な問題を抱えた子どもを支えようとしている家族は、軌道に乗るまでは落ち着かないはずです。

専門的といえば、子どもひとりひとりの専門家は、ある意味その子どもを育ててきた人でしょう。子育てなので、やりがいもあるはずですが、問題を抱えた家族を支えようとした家族が疲れてしまうこともあります。