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カビとキノコの密な関係

2018.11.13 07:00

https://kabi.co.jp/relationship-kabi-and-mushroom/l 【カビとキノコの密な関係】より

カビは、キノコや酵母と同じく真菌類に分類される生物です。

実のところ、分類学的にカビとキノコを明確に分けることはできません。

しかし「あなたが晩ご飯に食べたシイタケはカビと同類です」と言われてもすぐには納得できないと思いますので、カビとキノコのどこがどう同じなのか、簡単に説明したいと思います。

カビとキノコには共通点だらけ

カビとキノコには細胞の構造や栄養の摂取法をはじめとする多くの共通点があります。

中でも生殖法と細胞壁の成分が同じである点は重要です。

カビが胞子で増えることはよく知られていますが、キノコも同じです。

私たちがキノコと呼び食べている部分は子実体という胞子を作るための器官で、たくさんの菌糸からできています。

キノコは大きな子実体を作ることでカビと分けられますが、普段の姿は菌糸状でカビと見分けがつきません。

また、カビもキノコも細胞壁の主な成分はキチンやグルカンです。

成分的に大きくは違いませんので、将来的にはキノコと同様、カビも食卓に上るかもしれません。

カビ?それともキノコ?

さて、このようなカビとキノコの共通点を知ってもまだ両者の密な関係に納得がいかなければ、この画像を見てください。

カビとキノコの密な関係-2

可愛いキノコのキャラクター絵のようですが、キノコ(子実体)ではなく、ニグロスポーラというカビで、キノコのカサのように見える部分は黒い胞子です。

この形から、カビとキノコに他人の空似と片付けられないものを感じませんか。


Facebook石川 眞樹夫さん投稿記事

是非ご一読下さい。

内山 葉子

『おなかのカビが病気の原因だった』の重版をいただきました。

ありがたいです。

今注目されたくさんの疾患と関連するとされる腸内細菌叢ですが、まだまだ細菌にしか注目されていず、遺伝子解析でも細菌についての研究はどんどんすすむのですが、他の寄生虫やウィルス、真菌類には注目がいっていません。

しかし、ちまたにあふれる抗生物質の乱用、甘いものの過剰摂取、健康ブームにのった甘酒や塩麹、これらが腸内のカビをふやし、原因不明の体調不良の原因になることを警笛した本です。

多くのSNSにとりあげていただいたり、栄養の専門家のかた達が読んでくれました。

出版から3年半たちましたが、まだ未だにカビについての学会などでの発表は少ないです。

研究や医学会での注目は論文などの発表、臨床研究がでないと報道されません。

今ある不調はその結果を見てから改善するのを待てませんよね。

日常の不調の改善のヒントになれれば嬉しいです。

https://www.magojibi.jp/nutritionist_blog/2450/ 【その不調 もしかしたらお腹のカビが原因かも?!?】より

当院では栄養士の大塚さんにご協力いただき毎週栄養たっぷりのレシピをご紹介します✨

過去のレシピに関してはこちらよりご覧ください。

今回はお腹の不調に関してです。

謎の体調不良やだるくなりやすい、日常的な便秘や下痢など「少し我慢すればよくなるから様子をみよう」と病院などに行かずに解決してしまう方が多いと思います💦

しかし、もしかしたらお腹の中に潜むカビが原因かもしれません…..。

お腹にカビ?!?

カビと聞くと、食品などのカビを想像してしまうかと思いますが、実は私たちの身体にも「カンジダ菌」というカビが存在している可能性があるということをご存知ですか?

人間の腸には、腸内細菌・ウイルス・原虫や寄生虫など100種類以上の菌が100兆個も存在しています。その腸内には細菌の他にもカビと言われるものが1%存在します。その代表が「カンジダ」という「真菌(しんきん)=カビの仲間の総称」です。

カンジダ菌は体調が悪かったり、免疫機能が低下していると増殖し、身体に悪影響を与えます。

カンジダ菌とは?

女性は「膣カンジダ」を聞いたことがある方が多いのではないでしょうか。ある調査(田辺三菱製薬株式会社調べ)によると、女性の5人に1人が腟カンジダを発症しているようで、女性にはよくみられる症状です。

カンジダ菌は、生活している中でどこにても存在している酵母カビの一種です。パンを発酵させる酵母(イースト)の仲間で、部屋にも、身体の中では口・皮膚・消化管・腟に常に生息しています。通常は人体に害を及ぼすことはありませんが、特定の条件下の場合、粘膜や皮膚の湿った部分に過剰に増殖すると言われています。

■体内にカビが発生するとどうなるの?

身体にカビが生えてしまうと、粘膜の生まれ変わりがスムーズにいかなくなり、古い細胞にカビが成長していってしまいます。

腸内で内膜の細胞を破壊することになり、これにより、腸に炎症が起こり、腸粘膜が本来体内に入るべきものではないものを通してしまうリーキーガット症候群が起こります。悪化した腸内環境はカビを増殖させ、カビは様々な有害物質を発生させます。体内に有害物質が蓄積してカビが増殖すると、めまい・ふらつき・頭痛・吐き気・記憶障害・感情のコントロールができないなど酔ったような症状が現れます。

腸管内のカビの異常増殖は、尿中の代謝産物を測定する有機酸検査によって調べることができます!

なぜカビが身体の中に??

カンジダが繁殖し発症する原因は、部位によって多少異なるようです。

多くの場合、下記の方が発症しやすいと言われています。

生活習慣などによる免疫力の低下 加齢 抗菌薬の投与 糖尿病の合併症 ステロイド剤の投与

■口腔・食道カンジダ症(口の中や食道粘膜)

副腎皮質ステロイド薬を投与したとき

糖尿病などで免疫力が落ちている状態のとき

常在菌のバランスが崩れたとき

※喘息患者らが使用するコルチコステロイドの吸入薬の使用中にも発症例が見られる

■男性器・女性器のカンジダ症

妊娠中 風邪 寝不足などで免疫力が落ちた状態のとき 生理前 膣内の過剰な洗浄

性交渉の刺激 ナプキンの長期使用 下着の締め付け 高温多湿の状態が長く続くことがきっかけで発症

※HIV感染症/エイズ患者にも見られ、HIV感染症/エイズ発見の契機となる

カンジダ菌が増殖されると、身体も反応していきます。異常繁殖すると、粘膜の正常細胞を貫通し、糸状に伸び、組織の奥まで侵入します。その侵入によって、白血球を集めてなんとか阻止しようと戦います。この戦いが免疫反応を引き起こし、炎症を起こしたり、アレルギーなどの不調を引き起こします。

お腹のカビチェックリスト

Aの項目で当てはまるものがあり、Bでも1つでも当てはまるものがあれば、お腹のカビによって健康が害されている可能性が高いといえます。Aの項目で当てはまるものが多いほど、お腹のカビの増殖の度合いが大きいと考えられます。

※Aの症状はお腹のカビによって起きています

【A症状】

・異常に疲れる・抗うつ・気分の変動がある・集中力がない、記憶力の低下・頭痛持ち

・皮膚のトラブル(蕁麻疹・水虫・いんきんたむし・慢性皮膚炎・目の痒み・肛門の痒みなど)

・生殖器に関する症状(月経不順・月経困難症・月経前症候群・膣炎・前立腺炎・勃起障害など)

・筋神経症状(筋肉や関節の痛み・腫れ・痺れ・麻疹・筋力が異常に弱い・鼻血をよく出すなど)

・呼吸器症状(長引く咳・喘息のように呼吸が苦しい・慢性的な鼻づまりなど)

・耳の症状(中耳炎など耳の感染症を繰り返す・耳のつまり感・めまい・音に敏感など)

【B症状】

・不調があり、さまざまな治療やケアを受けたが改善しない

・これまで抗生物質を何度も服用してきた

・発酵食品や砂糖を多く含む食品をたくさん食べてきた

・スイーツやパン・アルコール飲料が大好きで欠かせない

・スイーツやパン・アルコール飲料をとると体調が悪くなる

・低血糖症状の起こることがある

・ピルやステロイドを服用している、または服用していたことがある

・出産経験が多い

・雨や曇りの日は調子が悪くなる

・湿気の多い場所やカビの生えている場所に行くと、調子が悪くなる

・化学物質過敏症がある(タバコ・香水など化学物質に対して気分が悪くなるなど不調を起こす)

・歯科治療などの際、麻酔が効きにくい

※参考文献:「おなかのカビ」が病気の原因だった / 内山 葉子【著】

https://ddnavi.com/review/452361/a/ 【日本人のおなかの不調は腸内のカビのせい! カビを増やす原因とは?】より

『おなかのカビが病気の原因だった』(内山葉子/マキノ出版)

 便秘・下痢・腹痛といったお腹の不調に悩まされる人は少なくない。「毎日ヨーグルトや発酵食品、サプリメントを摂ってるんだけどな~」という人にぜひ読んでほしい1冊がある。

『おなかのカビが病気の原因だった』(内山葉子/マキノ出版)によると、お腹の不調の原因の1つとして、腸内でカビが悪さをしているかもしれないのだ。医学博士で著者の内山葉子先生が本書でその仕組みと原因、そして解決法を解説しているので、その一部をご紹介しよう。

■私たちの腸内には100兆個の菌とカビが棲んでいる!

 まずは私たちの腸内について説明したい。腸内には様々な菌が棲んでいる。その数、100種類以上で、なんと100兆個。その大半が「細菌」にあたり、「草むら」のように腸内でうごめいているので、「腸内細菌叢」や「腸内フローラ」と呼ばれている。

 この細菌たちは、大きく3つに分けることができる。善玉菌と悪玉菌と日和見菌だ。善玉菌が悪玉菌より数を増やすと、日和見菌が善玉菌に味方する働きをするので、腸内環境が良くなる。一方、悪玉菌が増えると日和見菌が悪い働きをするので、腸内環境が悪くなる。

 ここまでは誰もが何となく聞いたことのある話だ。では、本題のカビの話をしよう。実は、私たちの腸内にはカビが棲んでいる。カビは「真菌」にあたり、多くが「カンジダ・アルビカンス」という種類だ。「げっ! 私の腸にカビが生えているの!?」と驚愕するが、健康な人の腸内では、先ほどの細菌たちがワーワー活動しているので、カビの活動は抑えられている。しかし何らかの原因でカビが増殖してしまうと、体に異変が表れる。それが以下の5つだ。

1. 腸の炎症を引き起こす

2. さまざまな有害物質を発生させる

3. 低血糖を引き起こす

4. 免疫トラブルを起こす

5. 不眠や自律神経の乱れなど、体の悪循環を引き起こす

 ちょっとシャレにならない不調が並ぶなぁ。腸でカビが増えると、低血糖や免疫トラブルまで起きてしまうのだ。もしくは、すでにこの5つの不調に悩まされている人は腸内でカビが増えている……かもしれない。これらが引き起こされるメカニズムや症状の解説は本書に譲るとして、なぜカビが増えるのだろうか。内山先生は、その原因の1つとして「安易な抗生物質の使用」を挙げている。

■風邪薬を飲むと便秘気味になってしまうのはなぜ?

 風邪をひくと「細菌をやっつける」抗生物質をもらうことが多い。問題は、風邪のために処方されたのに、やっつける必要のない細菌まで攻撃してしまうことだ。それが先ほどの腸内細菌叢。処方された風邪薬を飲んで、なんだか便秘気味になってしまう原因の1つがこれだったのだ。

 しかしもっと大変なことが起きているかもしれない。というのも、抗生物質は「細菌」を殺せても「真菌」は殺せない。つまり腸内の細菌が激減した結果、抑えられていたカビが動き出す可能性がある。

 内山先生によると、日本の多くの医療機関が抗生物質を安易に処方しており、その結果、日本人の腸内の環境に悪影響を及ぼしていると指摘。ただし抗生物質が効く病気も多数存在するので、本書をよく読むか、かかりつけの医師に相談するなど、その服用について素人判断しないことも覚えていてほしい。

■甘味や炭水化物はカビのエサ。過剰摂取がNGなものは?

 また、「じゃあ抗生物質に気をつけたらいいのか~」と早合点するのも待ってほしい。内山先生は他にもさまざまな原因を挙げている。まず、甘いものや炭水化物の多量摂取だ。これらはカビのエサになってしまうので、増殖の一因となる。また、パンやチーズ、麹漬けの食品、一部のアルコール類も取りすぎはNG。これらに共通しているのは「発酵食品」ということ。本来は体に良いものだが、多量摂取は腸内のカビに悪影響を与えてしまうことがある。同様にキノコ類も取りすぎは控えよう。また、サプリメントの過剰摂取もNG。吸収しきれなかった成分がカビのエサになりかねないのだそうだ。

 本書を読んで感じるのは、体に良いとされる食品やサプリメントでも、行き過ぎた摂取は毒になりかねないことだ。昨今の健康ブームで、毎日のようにメディアが「○○が体に良い!」と情報を流している。それに誤りはないのだろうが、なんでもかんでも食いつくのは間違いかもしれない。

 私たちの体は、太古から積み上げてきたあらゆる体の仕組みを重ねて繊細にバランスをとって、健康を保っている。最新科学は新しい発見を与えてくれるが、それよりも私たちの体は、大昔から食べてきた食品を適量の範囲で摂取してほしい、と願っているのではないだろうか。

 本書は「おなかのカビ」をメインに解説しているが、それだけでなく腸内の免疫機能や仕組みも紹介しており、いかに私たちの健康が腸で支えられているか痛感する内容となっている。本書が健康や毎日の生活を見直すきっかけになれば幸いだ。

文=いのうえゆきひろ