完成した、けど音が出ない?
すべてのはんだ付けを終えたはずだけど、音が出ない?
これは良くあることで、10年以上電子工作をしている達人でも、完成後すんなり音が出ることは少ないようです。
そこで、解決のヒントとして、よくあるミスを紹介します
芋はんだ
はんだが部品とうまく繋がっていない状態です。初心者だけでなく熟練者でも起こすミスで、一番に疑ってみるべきでしょう。
*表メイン上ははんだが部品と繋がっているように見えても、電気的には接続できていない場合があります。解決策としては、ひとまず疑わしいポイントに、すべてはんだごてを当ててみると良いでしょう。(その際、部品を熱しすぎないように注意してください)
配線を間違っている
基板と、可変抵抗やスイッチとの配線を間違っている状態です。
不思議なことに配線はどうしても間違ってしまうもので、優先して再チェックすべき項目でしょう。
部品が故障してしまっている
制作過程で部品を故障させてしまった可能性も考えられます。原因は、加熱のし過ぎや、電源の逆接続が考えられます。
*芋はんだや配線が原因ではなさそうな場合は、部品の故障を疑ってみましょう。ただし、大抵は芋はんだか配線ミスのことが多いので、まずはこの二つを根気強くチェックしてみると良いでしょう。
*一回でも電源を逆向きに接続してしまった場合は故障した可能性が高いでしょう。この場合、通電させると部品が触れないくらい高温になったり、何かが焦げたようなにおいがします。ICやトランジスタは壊れやすい部品なので、ソケットの使用をお勧めします。
*壊れたことが分かりにくい場合もあります
はんだをし忘れている箇所がある
意外とやってしまいがちなミスです。
部品の向きを間違っている
IC,コンデンサ、ダイオード等には向きがあります。一応チェックしてみると良いでしょう。
部品が間違っている
購入した部品を間違えてしまっている可能性も考えられます。このパターンはあまり多くはないですが、一度部品の型番をチェックしてみると何かがわかるかもしれません。
どうやっても動かない
何をどうやっても動かない、という事はあります。そんな時は、もう一度最初から最やり直すのも近道になるかもしれません。