英語と仲良くなりたいと思った時
kiko's english playroomの今川亜紀子です。
前回の記事で、英語で悩まされていた学生時代のことを書きました。
高校卒業後、私は大学で英語を勉強しようと決めました。
無事に大学で英語を学びながら、腕試しのつもりで行った
ホームステイ先でも英語に悩まされました。
イリノイ州のロックフォードという街でホームステイをしました。
短期留学だったので、大学が併設していた語学センター
で英語を習うことになりました。
この語学センターでは、英語を習いたいと思う各国の留学生が集まっていました。
私は、帰国子女だし、英語聞き取れるし、大学では英語も勉強しているし、
他のみんなよりかなり有利な状況にいるから、大丈夫と思っていたら、
初日から鼻をへし折られました。
まず、語学センターに来ている留学生の話が半分くらいしかわからないんです。
それでも、留学生同士は楽しそうに話をしています。
私も、英語で話しかけてみました。
相手にはちゃんと伝わっているようなのですが、私のほうが聞き取れないんです。
【英語耳】が完全に衰えていました。
しかも、全員なまりのある英語を話すので、聞き取るのはたいへんでした。
せっかく話しかけてくれているのに、ぜんぜんわからないんです。
これでは、会話が成り立つわけがありません。
最初の1週間は毎晩悔しくて、悔しくて泣いてばかりいました。
ホームステイ先の家族とも何とか会話ができるのですが、
会話に使っているのは、単語と身振りのみでした。
英語の聞き取りの練習のためと、毎晩テレビを見させてもらっていました。
テレビの英語も早口で、何を言っているのかわからないんです。
本当にショックで、私は今まで何を勉強してきたんだろう?と考えました。
そんな私でも、帰るころにはちゃんと会話ができるようになっていました。
徐々に聞き取れるようになって、話が出来るようになってきてからは、
時間が止まって欲しい!と思えるほど楽しかったです。
この時、人と会話をして意思疎通するためにはまず【英語耳】が
育っていなければ、話すら出来ないんだと気づきました。
相手が何を言っているのか、理解すること。
自分が伝えたいことを伝えられること。
どちらも、お互いに聞き取れないと成立しないことですよね。
私が、【英語耳】を育てるために大切にしていることを次回の記事で書こうと思います。