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ロスタイムの奇跡。レジーナ戦

2021.11.14 16:06

2021年11月14日、長野Uスタジアムを会場に、

2021-2022 WEリーグ 第9節

AC長野パルセイロレディースvsサンフレッチェ広島レジーナ

の試合が、14時キックオフで開催されました。

1ケ月ぶりのホーム開催です。

この日はスタグルの橙宴さんがスタジアム外&焼き芋のみの販売だと聞いていたので、11時45分の先行入場前に車中で昼食。近くの「エーコープファーマーズ南長野店」で購入した「魚屋の海鮮丼」。弁当総菜コーナーではなく鮮魚コーナーに並ぶこちらのシリーズ。価格帯で3種類くらいあるんですが、この日は真ん中の680円のものを購入。どーんとマグロのたたき。ネギはないのでネギトロではないですがボリューム満点でした。

お天気は上々なれど、メインスタンドは日影で時間経過と共に寒くなりそうだったので、一度車に戻って膝掛け(昨年のパルセイロレディース仕様)を持ち込み。あって助かりました。

レジーナの選手が、偵察も兼ねてお散歩。長野Uスタジアムは初めての選手もいたのかな?

パルセイロレディースの選手は、チームで決まってるのか全くお散歩タイムに出て来なくなりましたね。寂しい限りです。

いつも通り、GK組の先行練習。先発は伊藤有里彩選手。

フィールドプレーヤーも登場し、全体練習。

前回のホーム開催試合(ジェフL戦)は、ブログでかなり厳しめに書きました。チームや各選手も内容に関しては反省が多く、この1ケ月(アウェー2試合)は1勝1敗。アウェーでは2試合で勝ち点3を持ち帰ったものの、ホームは未だ無勝利&無得点。是非サポーターの多く集う長野Uスタジアムでこそ勝ち点3が欲しいところ。

肝付選手が練習中に倒れていましたが、大事なかったようで一安心。

後付けな話になりますが、この日のシュート練習は、何だか全体的に入ることが多いなあと感じました。まさかホーム初得点を、シュート練習をしていない選手が決めるとはこの時は考えもしていませんでしたが・・・。

何故か分からないけど練習終盤から終了までずっと笑い続けていた肝付選手。何かツボに入ったか・・・。

この日はJAグリーン長野の冠試合。

ハーフタイム抽選で野菜や果物の詰め合わせセットが当たったり、パルセイロレディースの先発選手がお揃いの法被(盆踊りっぽい)を着て登場したり、両チームにシナノゴールドがプレゼントされたり。

パルセイロレディース、この日の日替りゲームキャプテンは八坂選手。

選手がピッチ内へ。

この日の試合は、DAZN Youtubeでも放送されたので、フル動画を見ることが出来ます。

忙しい人用のハイライトはこちら。

試合は、パルセイロレディースも決定的なチャンスを前半2度作るなど互角に戦っていましたが、前半途中に八坂選手が負傷で急遽泊選手に交代。ゲームキャプテンもそのまま引き継ぎました。

前半は0-0のまま終了。後半へ。

52分、レジーナの松原選手が中央やや右、エリア外からクロス。これが誰も触れずそのままゴールイン。GKには難しいシチュエーションだと実況で話していますが、だとしてもこれはGKに何とかしてほしい。あとはプレッシャーが少ない状態で上げさせたのも反省材料か。レジーナのCF上野選手が斜め外に動いたのにDMFが付いていき、結果CBがエリア手前まで見なければいけなくなっている。

パルセイロレディースは65分に3枚替えで大久保、藤田、川船の3選手を交代投入。更に82分には住永選手も入れ、運動量を増やしつつ3バックに移行。その後も押され気味でしたが、67分にコーナーからヘディングで合わせられたところをライン手前ギリギリで川船選手がクリアしたり、何とか耐え忍びます。

この日の観客は1,231人。ボランティア参加者57名。いつもありがとうございます。

前回のジェフレディース戦が1,140人だったので、諸条件有れどほんの少しプラスになったということに。

このまま、0-1で試合終了かと思われたロスタイム3分。

事件が起こります。

90+2分。瀧澤千聖選手が運んで川船選手のパス、受けた泊選手が倒されて得たゴール前右のFK。

キッカーの五嶋選手が放ったシュートは、見事な軌道を描いてゴール右に!在籍7シーズン目、2つ前の大宮アルディージャVENTUS戦でのヘディングシュートがパルセイロレディースでの初ゴールだった五嶋選手。この直接FKはチームのWEリーグ加入後、本拠地である長野Uスタジアムでの初ゴールとなりました。劇的な同点弾。スタジアムの雰囲気が一変します。

しかしこれで終わりませんでした。

90+3分。レジーナのキックオフからのロングボールを競ったこぼれ球を五嶋選手がクリア。これを藤田選手がヘディングで繋ぎ、泊選手が走り込んで一気のカウンター。泊選手のラストパスを受けた瀧澤千聖選手が、倒れ込みながらのエリア内シュートでゴールに流し込み、決勝ゴール!キックオフから約18秒後の出来事でした。

ワンプレーで攻守が切り替わったところで試合終了。ロスタイムでの劇的な2得点でAC長野パルセイロレディースが、WEリーグ加入後ホームでの初勝利を飾りました。

先発、控え共に泣いている選手も。

1ケ月前の悔し涙とは違う、皆が見たかった涙。

放送時間の関係で、瀧澤千聖選手は歓喜の輪から離れてインタビュー。

ゴール裏恒例、勝利のラインダンスは、昨年はコロナ禍でほとんど出来ず、今年はWEリーグが秋春制の為開幕が遅く、更にこの日がホーム初勝利だったので、初めてやる選手もいてぎこちない。そんな中、2015年や2016年のホームで無類の強さを誇る通称「長野劇場」を知るベテラン勢(池ヶ谷選手、泊選手、國澤選手、五嶋選手)は思う存分楽しんで踊っているように見えました。

最後は記念撮影。

瀧澤千聖選手がもらった長芋を持って帰りそうな持ち方をしている選手がいます。

インタビューで出来なかったスタンド挨拶に回る中、太鼓のリズムが始まり一人ラインダンスを踊る瀧澤千聖選手。

この余韻を、束の間存分に楽しみます。反省点だなあと思う事も勿論あるけど、ここで言うのも面倒なので今回はパス。

次週第10節は理念推進日の為、試合はお休み。ケガ人が多く出ている中で、この2週間を回復に活用してほしいものです。

第11節は12月4日、長野Uスタジアムで14時キックオフ。2位と好調のマイナビ仙台レディースを迎え撃ちます。