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PRを学んで自分のキャリアの可能性を広げる。PRがいまの時代に必要とされる理由とは~第6期広報・PRプランナー&PRライター養成講座 第1回レポート~

2021.11.15 13:11

こんにちは、広報・PRプランナー&PRライター養成講座第6期生の詫摩りなです。私は今年、はじめての転職を経験し、休日には自分の好きなことで副業をするという生活をスタートしました。本業・副業ともに情報を発信する機会があるのですが、伝えたい相手に情報発信をすることに難しさを感じるとともに、PRを学ぶことはどんな環境でも活かすことができるスキルであると感じています。


この講座をとおして、本業・副業で活かせるスキルを身につけることはもちろん、今後の自分のキャリアの可能性も広げたいと思っています。さまざまな情報が飛び交う世の中で、思いを込めて本質的な価値を伝えることができるPRパーソンを目指したいです。


第1回目の講義では、PRに関する基本的な知識や考え方などを学び、ディスカッションなどをとおして、今期受講生の目標などのシェアもおこないました。

今回は、そもそもPRとはなんなのか、なぜいま必要とされているのかについてお伝えします。


まずはPRの本質的な意味を理解することが、PRパーソンへ近づく第一歩

PRというワードをきいて、みなさんはどんなイメージをもちますか?PRについて学ぶ前のわたしは、「プロモーションや宣伝」の意味でPRというワードを捉えていました。


PRとはPublic Relations(パブリックリレーションズ)の略で、すべてのステークホルダー(あらゆる社会や組織、お客さまなど関わるすべての人)との良好な関係づくりをすることで、継続的にビジネスを成長させることです。一時的な売上げを目指すのではなく、中長期的な目線で良好な関係構築を築き、ファンづくりをしていくことは、ビジネスを長く続けていく上で大切ですよね。


たとえば、地域に根づいた商店や伝統のある商品が必要とされ、長く受け継がれているのは、「守っていきたい」と、お客さまからも愛されていることが理由の1つであるとも感じます。


また私自身、インパクトのあるワードやパッケージ、安価なものに惹かれて商品を購入したあとに、たとえ少し価格が高くてもお客さまに寄り添う姿勢が伝わり、信頼できて応援したくなる会社の商品に戻った経験があります。

その商品の紹介ページでは商品自体の表面的な特徴だけではなく、生産者の方の想いやこだわり、商品の開発に至った背景など、商品を見ただけでは分からない情報を受け取ることができました。


いま思うと、ここにもお客さまと信頼関係を築き、ファンづくりにつながるPRの要素が含まれていて、こういった誰かが発信しないと見えない情報や想いを伝え、届けることができるPRパーソンになりたいと改めて思いました。


PRと広告の違いとは。いまの時代に必要なPRの視点

まずPRとは、自社の商品やサービスをメディアなどの第3者に取り上げてもらうことを目的とした、マスメディアの方との関係性づくりが元々の主な活動でした。PRが第3者視点や客観性を軸にしている一方で、広告は枠を購入した企業側が、主観的に届けたい情報を伝えることができます。


なるほど!と思ったのが、広告はBuy me、PRはLove meで表現されることがあるそうです。単に「買ってもらうこと」が目的であれば、その商品の主観的な情報を伝える広告の手法が企業にとって有効な場合もあります。


PRのLoveで表現されるような「好きになってもらった結果売れる」には、好きになってもらう=信頼関係を築きファンになってもらうことに、ある程度時間がかかる可能性もあります。しかし、口コミのように第3者の評価や意見が加わった信頼性のあるPR視点の発信は、企業側だけでなく情報を受け取る側の双方にとっても、あらゆるモノや情報が溢れるいまの時代に、必要だと改めて感じました。


また、将来PRパーソンとして企業様と仕事をしていく際に、その企業のフェーズや目的に合わせてどんな施策が必要なのかを提案する上でも、こういった違いをきちんと理解し、自分の言葉で伝えられることは大切だと感じます。


PRが今後のキャリアに活かせる理由とは?需要が高まっているPRパーソンの仕事や役割

PRに関する仕事は、プレスリリースやオウンドメディアでの発信、SNSや動画、イベントの開催、チラシなどオンライン、オフラインともに多岐にわたります。これら多くの業務を社内だけでまかなうことが難しいため、専門的なスキルを持つ人材=PRパーソンの需要が高まっているそうです。


私自身、会社を設立して間もない知人に「インタビューをして記事を執筆した経験がある」と伝えたところ、その方が運営するコミュニティの記事を執筆する依頼を受けた経験があります。


いまはSNSなどを通して、どんな人でも簡単に発信すること自体は可能な時代ですが、ときには1つの発信が、その企業によくも悪くも影響を与えてしまう可能性があります。私もまだ学んでいる最中ですが、本質的なPRの学びを深めた経験は、「安心して任せることができる」という視点でも、PRを軸にしたお仕事のチャンスをいただけたり、新たなキャリアの可能性につながるのではないかと思っています。


PRパーソンに求められることとして、一時的に注目を集めるための施策の提案ではなく、企業の目的やターゲット、フェーズや予算なども考慮した「経営者視点」を持ちながら、中長期的プランを立てることが大切だと講師の山崎春奈さんはお話されていました。

また「自分が納得して書いているか」この言葉も講座の中で印象に残ったワードの1つです。その企業の思いやストーリーも理解し、寄り添う気持ちを忘れずに、これからPRパーソンとしての可能性を広げていきたいです。


第1回目の講義を終えて

ずっと気になっていたこの講座ですが、改めてPRを学ぶ機会を得られたことに参加して良かった!と感じています。耳にしたことがあるワードでも、いざ誰かに説明するとなると、本質的に理解できていなかったことを実感しました。


受講生同士でディスカッションする機会も多くあるのですが、言語化することが苦手なので、この講座を通してアウトプット力も磨いていけるように意識したいと思います。これからさらに深く学んでいけることを楽しみにしています。


(執筆:PRライター 詫摩りな)