ZIPANG TOKIO 2020「 八戸三社大祭 豪華絢爛 日本一の山車絵巻『前編 』~みどころ ~」
豪華絢爛 日本一の山車絵巻「八戸三社大祭」
藩政時代より受け継がれる「八戸三社大祭」。
古式ゆかしい神社行列と、雅やかなお囃子とともに現れる華麗な山車が、
八戸の短い夏を熱く、美しく彩ります。
八戸三社大祭とは
およそ300年の歴史と伝統を誇る、国の重要無形民俗文化財「八戸三社大祭」(はちのへさんしゃたいさい)。2016年12月1日には、ユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」への登録が決定しました。
一番の見どころは、おがみ神社・長者山新羅神社・神明宮の三神社の神輿行列と、神話や歌舞伎等を題材に各山車組が制作した27台の山車の合同運行。高さ10m・幅8mにもなる山車が通るたび、沿道では大きな歓声があがります。また、ライトアップされた山車が夜空に浮かび上がり、幻想的な雰囲気を醸し出す夜の運行では、昼とはまた違った雰囲気に。
毎年7月31日から8月4日までの5日間、八戸のまちが独特の熱気に包まれ、期間中の人出は100万人以上。青森県には青森ねぶた祭・弘前ねぷたまつり・五所川原立佞武多など津軽地方を中心に有名な夏祭りが多いですが、それらに全くひけをとらない活気と迫力を誇るお祭りです。一足早く始まる八戸三社大祭を見てから、津軽のお祭りを巡るのもオススメです。
「八戸三社大祭」山車のご紹介
おがみ神社・長者山新羅神社・神明宮の三神社の神輿行列
『八戸三社大祭 おがみ神社の山車』
町内ごとに作られる、八戸三社大祭の山車。精魂込めて作り上げた山車は、祭りが終わると解体され、翌年は題材を変えて作り直されるため、同じ山車は二つとありません。八戸三社大祭2015における、三社の一つ・おがみ神社の氏子町内の山車を紹介します。
塩町附祭組 『大漁を与ふ天照皇大神と七福神』
下大工町附祭 『源平合戦 倶利伽羅峠』
下組町山車組 『知盛怨霊顕る 摂州大物浦難風の場』
内丸親睦会 『石川五右衛門』
柏崎新町附祭 『京劇 白蛇伝』
淀山車組 『初夢・七福神』
城下附祭 『新釈 はなさかじいさん』
新井田附祭振興会 『「祈り」天壌無窮 神々と遊ぶ十二支』
青山会山車組 『~縁~出雲縁結び大社』
朔日町附祭 『八戸の守護 三社祭神と四神』
十一日町龍組 『八戸三嶋神社 宗像三女神~八戸の大漁を賀する~』
『八戸三社大祭 長者山新羅神社の山車』
町内ごとに作られる、八戸三社大祭の山車。精魂込めて作り上げた山車は、祭りが終わると解体され、翌年は題材を変えて作り直されるため、同じ山車は二つとありません。八戸三社大祭2015における、三社の一つ・長者山新羅神社の氏子町内の山車を紹介します。
吹上山車組 『新竹取物語 なよ竹のかぐや姫』
八戸共進会山車組 『龍虎の戦い川中島合戦』
糠塚附祭組 『桃太郎の鬼退治』
長横町粋組 『延平王 国性爺 和藤内』
六日町附祭若者連 『桃太郎の鬼退治』
類家山車組 『ユネスコ文化遺産登録祈願・八戸三社大祭・七福神の山車づくり』
十六日町山車組 『「鳴神」~盟い破れて鳴る雷と化す』
鍛冶町附祭若者連 『大物浦 怪士知盛』
八戸市職員互助会 『北方の神・毘沙門天・邪気を誅す~北行義経を守護する~』
『八戸三社大祭 神明宮の山車』
町内ごとに作られる、八戸三社大祭の山車。精魂込めて作り上げた山車は、祭りが終わると解体され、翌年は題材を変えて作り直されるため、同じ山車は二つとありません。八戸三社大祭2015における、三社の一つ・神明宮の氏子町内の山車を紹介します。
廿六日町山車組 『西塔鬼若丸』
新荒町附祭若者連 『~関ヶ原の戦い~ 乾坤一擲 島津義弘敵中突破』
上組町若者連 『虎牢関の戦い』
根城新組山車組 『九郎義経 鵯越逆落 一ノ谷合戦の場』
賣市附祭山車組 『西遊記』
吉田産業グループ山車組 『義経北行伝説「蝦夷渡海」』
白山台山車組 『毛利元就 厳島神社戦勝祈願』
重要無形民俗文化財の指定
現在の三社大祭は、行列の運行経路や参加する民俗芸能等に古い伝統を保ちながら、民話や歌舞伎などを題材として毎年趣向を競って製作される27台もの山車が行列に「附祭(つけまつり)」として加わり、見る人に驚きと感動を与えます。
八戸三社大祭は、その歴史・変遷を調査した結果、2004年2月に「八戸三社大祭の山車行事」として、重要無形民俗文化財に指定されました。
2016年12月1日、ユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」に登録が決定しました!
前夜祭 7月31日(日)18:00~21:00
後夜祭 8月4日(木)18~20:00
祭りの初日の前夜祭と最終日の後夜祭では、八戸市中心街にライトアップされた27台の山車が一斉に展示され、煌びやかな山車とお囃子の競演が祭りの始まりと終わりを盛り上げます。
特に7月31日の前夜祭は、夏の夜空を焦がすかというほどの熱気で、祭りのボルテージは一気に最高潮に。「日本夜景遺産」にも登録されている、熱く幻想的な光景です。
【前夜祭・後夜祭の楽しみ方】
山車が中心街に一斉展示され、各組のお囃子が繰り広げられるなか、ゆっくり歩きながら祭りの雰囲気を味わうことができます。大変混み合いますので、お気をつけてご覧ください。有料観覧席はありません。
八戸市とは
太平洋に面した青森県の南東部に位置し、岩手県北地域を含めた南部地方の中心として古くから栄えてきた八戸市。全国有数の水揚げを誇る水産都市として、東北有数の工業都市として、成長を続けてきました。さらには、市街地からほど近い場所に種差海岸の美しい自然が広がり、狭い面積の中に漁業・工業・自然の多彩な魅力をあわせ持っていることが、八戸市の大きな魅力となっています。
蕪鳥エリア
八戸では、ウミネコは漁場を教えてくれる蕪嶋神社の弁財天の使いとして、古くから大切にされてきました。その数は3万羽から4万羽。
葦毛崎展望台・大須賀海岸エリア
趣ある外観の葦毛崎展望台は、種差海岸遊歩道の基点でもあります。
北国の厳しい気候と険しい地形が育んだ「花の渚」種差海岸、高山植物がおもてなし。
種差天然芝生地エリア
7~9月の毎週土曜日早朝行われる「種差朝ヨガ」。波音を聞きながら、広大な芝生に身をゆだねれば、これ以上ないリラックス効果が得られます。
大久喜エリア
種差一の展望台からの眺め。近くの漁港や集落を見渡すことができ、大自然のそばに住む「ハマ」の人々の暮らしを感じることができます。
茅葺き屋根の「浜小屋」(はまごや)。江戸時代末期から明治時代初期に建てられ、漁の道具を収納したり、作業するのに使用されていた浜小屋は、当時の漁師の暮らしを伝える貴重な資料として国の重要有形民俗文化財に指定されています。
館鼻岸壁朝市
朝市の発祥。日本一の朝市!広大な岸壁に、日曜日の早朝にだけ出現する「館鼻岸壁朝市」
館鼻岸壁朝市は日の出から9:00頃まで開催されます。中には開催直後の暗いうちから行列ができる店も…
毎週数万人が訪れる、日本最大級の朝市です
交通アクセス
鉄道でのアクセス
東北新幹線・北海道新幹線所要時間
○東京⇔八戸:約2時間45分 ○大宮⇔八戸:約2時間20分 ○仙台⇔八戸:約1時間10分
○盛岡⇔八戸:約28分 ○新青森⇔八戸:約24分 ○新函館北斗⇔八戸:約1時間30分
主な在来線所要時間
JR八戸線 ○八戸⇔本八戸(中心街方面):約10分 ○八戸⇔鮫(蕪島方面):約25分
○八戸⇔種差海岸(種差天然芝生地方面):約35分 ○八戸⇔久慈:約2時間 青い森鉄道
○八戸⇔下北:約1時間50分(JR大湊線直通・快速) ○八戸⇔青森:約1時間35分(快速)
○八戸⇔盛岡:約1時間50分(IGRいわて銀河鉄道直通)
<各空港からの所要時間>
○東京(羽田空港)⇔八戸(三沢空港):約1時間25分
○札幌(丘珠空港)⇔八戸(三沢空港):約1時間
○大阪(伊丹空港)⇔八戸(三沢空港):約1時間35分
高速道路でのアクセス
高速道路使用時の所要時間
○青森東IC ⇔ 八戸北IC(みちのく道・上北道・第二みちのく道):約1時間30分
○大鰐弘前IC ⇔ 八戸IC (東北道・八戸道):約2時間
○盛岡IC ⇔ 八戸IC (東北道・八戸道):約1時間30分
○仙台宮城IC ⇔ 八戸IC (東北道・八戸道):約3時間30分
※目安の所要時間です。道路の混雑状況により変わります。
※八戸IC⇔八戸北IC方面、八戸IC⇔八戸是川IC方面は行き来できません。
※明日は「八戸三社大祭」の後編です。
鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
協力(敬称略)
八戸市まちづくり文化スポーツ観光部/観光課
〒031-8686 青森県八戸市内丸一丁目1番1号(市庁別館6F)
TEL. 0178-46-4040 FAX. 0178-46-5600 Mail:kanko@city.hachinohe.aomori.jp