趣味狂ツカハラ 万年筆の部 #4
はい、こんにちは、こんばんは、あるいはおはようございます。
2回目のライブ前のリハで右手人差し指にお豆さんができ、本番で満足に指弾きできなくてちょっと悔しい思いをしている塚原です。今はいい感じにしぼんでますが、早く処理したいところでもあります。
いやぁ、色々考えさせられつつも楽しいライブでした、FUSEのMusic Pump。
音自体はまだもちろん納得いく域に達していないのですが、確実に全員が成長している様子をひしひしと感じられて、ニマニマしながらベンベケとベースを弾いてしまいます。
んじゃ、本題に入りましょうか。
今回の一本はこちら。
セーラー万年筆 Sappli.もりつねオリジナル
『アルタイル』
です。
基本スペックは以下の通り。
まず色々と説明せねばならないことがあるので、順を追って説明しましょう。
*どこまでがメーカーなの?
セーラー万年筆まで。
*その後の「Sappli.もりつね」って言うのは?
この万年筆をデザインして販売した文房具店さんです。ちなみに現在は「いいやんステーショナリーズ」に改名されていますが、健気に営業中です。
*一文具店が万年筆をデザインできるの?
セーラー万年筆は、こういう「ショップオリジナル万年筆」や「ショップオリジナルインク」の製作を積極的にやっていて、それを利用して地域の文具店が様々にセンスを光らせて綺麗な万年筆たちを生み出しているのです。もしかしたらあなたのいる地域にもそんな万年筆があったりして・・・?
*めっちゃ綺麗ね。
ありがと。
では、細かい解説に参りましょうか。
この軸は、2019年の夏に先ほどチラッと触れた「Sappli.もりつね」が
数量限定で発売した万年筆です。
名前のアルタイルというのは、常識なので説明するまでもないですが、白鳥座の一等星であり、夏の大三角を構成する星の一つでもあり、さらには七夕伝説の彦星の元になったとされる、なんとも役まみれな星であります。
この軸においては、最後の「彦星」に着想を得て、ちょっと男性好みな、それでいてとても新しい試みが施されています。
ここで勘の鋭い方は何か予想がついたことでしょうが、
安心してください。ちゃんとありますから。
この次に紹介しますね。
・・・で、です。
「男性好みな新しい試み」ってなんぞ?
それは一言で言うならば
「ラメ入りの透明な胴軸と微かに透けるダークグレーのパーツのツートーン」です。
「えっ、そんなこと?」と思われることでしょうが、
その「そんなこと」が、実は万年筆界にとって滅多にない…と言うより、当時とても斬新だったことなのです。私もこの知らせを受けたときは、あまりの美しさと新しさとまとまりの良さに驚愕してしまいましたし。
こういう冒険的な新しいことができるのも、メーカーとは全く違うセンスやこだわりや地域の特色があってこそということを実感します。
私らTOSSも、冒険のように新しいことを求め続けてい(こうとしてい)る点では、ショップオリジナル万年筆とどことなく似たものを感じる今日この頃、いつかはアルタイルみたく燦然と輝く時がくるといいな、掴めるといいなと呟いて、今回の記事を締めることとします。
Written by K.Tsukahara