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瞼のピクピクやたるみは知らな間にやってくる

2021.11.15 23:47

 皮膚というものは、普段何気なく暮らしていると気が付かないものですが、引っ張れば伸び、離せば元に戻るものだと考えています。

確かに、若い方ならば常にどんな状況であろうとも、肌のコンディションがさほど変わることはありません。

ですが、年を重ねるとだんだんとその「元に戻る」という肌の機能が衰えて肌が伸びたままになってしまうことがあります。

ツルゴールテストといのを聞いたことはないでしょうか。

このテストは、高齢者の脱水症状の有無を見るテストで、手の甲や腕で簡単にテストできます。

まず、手の甲の皮膚を軽くつまんで皮膚を持ち上げます。

その後、指を離してから皮膚が元の状態に戻るまでどのくらいの時間を要するのかを、測ります。

2秒以上かかる場合は、脱水の可能性を疑い水分補給やその他の症状の出現が無いかを観察するというものです。

この場合は、脱水による肌の復元力の低下があるというものですが、それ以外にも肌を構成する表皮・真皮・皮下脂肪組織という3要素からなっています。

そのうち、皮膚のハリや弾力を保つのが、真皮に含まれるコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸という成分で、女性の場合は、30歳頃をピークに女性ホルモンであるエストロゲンの減少によりこれら3つの成分の生成が不十分となり皮膚のハリや弾力を保つ力が失われていくのです。

20代のころはまだ、肌の異常に気が付くことも少ないでしょうし、たとえ肌のコンディションを一時的に崩したとしても少しのお手入れですぐに元の肌に戻せていたと思います。

ところが、30代から徐々にその異変に気が付いた方もいらっしゃるかと思うのですが、20代と同じ生活習慣を続けていると日焼けの跡が戻りにくい、肌の疲れが取れにくいなど自覚症状が現れ始めているのではないでしょうか。

私は、40代前半頃から手の甲のシミが取れなくなり、肌をさらしていないのにお腹周りに点々としたシミが浮き上がるようになってきました。

そして、はっきりとしたたるみの自覚はなかったのですが、眼のくぼみとほうれい線の出現が、顔の皮膚のたるみを教えてくれました。

お化粧をするときにも、肌のたるみによる影をいかにカバーするかが、必要になってきています。瞼のたるみやぴくつきも気になりだしたので、私がまず考えたのは皮膚を“引っ張る”ということです。

髪を伸ばしてましたので、後ろでひとつに縛るときは、なるべく毛の流れを眉尻が上がるように整えてからしばるようにしています。

加えて続けているのが、顔の表情筋を鍛えるということです。大きな口を開けて、「あいうえお」と動かす。目を見開いて上下左右に動かす。首筋を伸ばして、顎から首までの皺を伸ばす。

などです。また、気を付けているのは、これはもう少し若い頃に聞いた話なのですが、エステなどの美容に関心のある方の話によると、皮膚はむやみやたらとマッサージなどで触り過ぎると余計にたるみなどのトラブルにつながるので、やるならばプロの手に委ねるか、全く触らないかのどちらかだということだったので、それ以来、なるべくマッサージなどの引っ張るようなお手入れは、しないようにしています。

ですから、普段の洗顔などは、泡立てた泡を皮膚にのせて、泡で汚れを吸収されて落とすという洗顔方法を心掛けるようになりました。

ただ、仕事柄紫外線を避けるということが難しい場面が多々あり、これによる肌のダメージを予防出来ないので、食事から摂れるビタミン類を積極的に摂るよう心掛けています。

この食品に含まれるビタミン類で、メラニン色素の生成を抑制、抗酸化作用や血行促進、肌のターンオーバー促進などが期待できます。

ただし、含まれる栄養素を気にしすぎるとストレスになってしまうので、食事を楽しく摂ることが栄養素の吸収にも良いのではないかと考えています。

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