木型とは
2021.11.16 08:46
1.木型とは?(コトバンクより)
鋳型いがたを作るときに用いる、木製の型。
鋳造用の木材製模型。これを鋳物砂の中に埋め,突き固めて取出したあとに得られる木型と同型の空間に溶融金属を注入・凝固させて鋳物とする。したがって,木型は鋳造の基本となるので,木材にはじょうぶで狂いがなく,加工が容易で,安価なことが要求される。一般には,杉,朝鮮松などが用いられ,精密用には,ヒノキ,マホガニー,チーク材などが使用される。形状から,外形を与える主型 (おもがた) と,中空部分を有する鋳物をつくるための中子 (なかご) とに大別される。鋳物は凝固時に収縮するので,実際の製品寸法より木型は大きくつくっておく (→鋳物尺 ) 。
基本的には木製。モックアップ(mockup)とも言う。
旧来は職人による手作業に負うことが多かったが、近年は3Dプリンタ(3Dプロッタ)の発達でCADデータをそのまま立体として成形できるようになったため、呼称はそのままでも、木材を用いず、FRPや合成樹脂で代用されることが多くなっている。自動車や携帯電話など、デザインが販売に大きく影響する商品においては、今でもモックアップが使われている。
3Dプリンター(スリーディープリンター、英語: 3D printer)とは、3DCAD、3DCGデータを元に立体(3次元のオブジェクト:製品)を造形する機器。通常のプリンターのように紙に平面(二次元)的に印刷する形式や、鋳型を作って造形材を充填・固形化する形式と異なります。