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東京バロックプレイヤーズ 大阪公演

2017.04.25 10:00

2017年4月25日(火)

東京バロックプレイヤーズ 大阪公演

@ドルチェ・アーティスト・サロン大阪

遂に気になっていたフルーティストの上野星矢さんを初めて生で聴けましたヽ(=´▽`=)ノ


この東京バロックプレイヤーズの活動も気になってたけど、関西で聴けるとは思わなかったので嬉しかったです(*´ω`*)


「この日、大フィルの定期なんだけど(汗)大フィルはシフトすると悪い席になるけど...」と、見事に被って迷ったのですが、聴きたい気もちの方が強かったので聴きに行きましたε≡≡ヘ( ´Д`)ノ


...しかも、夕方から強烈に喉が痛くなり気分も悪くなってきて間違い無く風邪&発熱(汗)


最期まで鑑賞出来るか不安ながらも周囲の人に移したらイケないのでマスク鑑賞しました(ーー;)


ドルチェさんの毎度恒例のエレベーターのチラシ写真撮影。


そして、この貼り紙で毎回階数確認(汗)

何回も来てるからいい加減覚えろという感じなんだけど覚えられない。


かなり気合で聴きに行ったのですが、結果としては


すっごく良かったです!!!

聴き逃してたら後悔してた。


バロック音楽って真面目な貴族の優雅な音楽のイメージが有ったのだけど全然違って、ライブに行ったみたいなノリノリで「生きてる」感じで奏者の皆さんが生き生きと笑顔で汗だくになって演奏されてて、聴いてる私もテンション上がりっぱなしでした。


1曲目のテレマンのトリオソナタがノリノリの超楽しい曲で私の固定概念は完全に無くなりましたヽ(=´▽`=)ノ


「トリオソナタ」ってなってるけど、フルートとヴァイオリンとチェロとチェンバロよね?????


と、疑問だったのですがチェロとチェンバロは2つで一つの扱いになってるのでトリオだそうです。


チェンバロとチェロの音が重なって曲の雰囲気を倍増させてる!!って思ってたけどそういう事だと納得。


チョット横道にそれるけど、チェロの金子さんの楽譜が紙でなくてタブレット?電子機器でした。


有るのは知ってたけど生で見るのは初めてだったので見入ってしまいました。


更に横道にそれると上野さんの東京バロックプレイヤーズで使ってるフルートがN響の神田さんの黒の木の躯体に金のキラキラパーツの別名「仏壇フルート」のパウエルのグラナディラの銀パーツバージョンだったので、「銀の仏壇フルートだ〜」って思って見てた(ーー;)


バロック音楽は病院で流れる癒し系イメージが有るけど楽しいのを伝えたくて活動を始めたというコメントに納得。


思いっきり固定概念覆りました!!!


お話好きの金子さんが色々バロックの楽器について説明されてて、弦が羊の腸から出来てるガット弦と呼ばれてるモノで、そのままだとささくれて直ぐにダメになるからオリーブオイルに浸してコーティングするらしいです。


しかも、高級なオリーブオイルでないとダメなので普段食べるのには使えない高級さだそうです(笑)


更に重りを付けて吊るして乾燥させてるとか(汗)


凄い手間です。


更に音が狂いやすいので、チェロの金子さんとヴァイオリンの藤江さんは演奏が終わる度に調弦してて大変そうだったなぁ...


時間がかかってしまうので申し訳無いですと謝られてて、いい音楽を聴かせたいというこだわりでの結果なので全然気になりませんでした。


藤江さんの横で音を出してさり気なく調弦のサポートしてる上野さんが密かにポイント高かった(*´ェ`*)ポッ


後、弓が今と逆に反ってる形状や持ち方を変えて音の出し方を変えてるそうです。


今の弓はたっぷりと歌う為に出来てて、バロックはおしゃべりするように音を出すのだそうです。


確かに音を刻んでいって打楽器のようだ!!Σ(゚Д゚)


後半の最初はサプライズで上野さんのソロ。

バッハの無伴奏パルティータの中の二曲を演奏されました。


さっきまでの明るく楽しい演奏とは打って変わって、張り詰めた緊張感が漂って演奏に引き込まれました。


上野さんの演奏は柔らかくて春の川の水のように暖かくてキラキラした感じ?


女性に人気有るの納得したわぁ...


上野さんの演奏の後は、藤江さん、金子さん、桑生さんでコレッリのフォリアの演奏。

舞曲なんでノリノリでした(笑)


金子さん曰く「カッチョイイ」だったかな?と、表現されてた曲。


そして、フォリア演奏後に金子さん。「さっき決まった事ですが」と、前置き。「今では無いし」と意味深な発言。


フォリアはスペインから生まれたのですが、もう一つスペインから生まれたシャコンヌを藤江さんに演奏してもらいますと、紹介。


タブレットからサッと楽譜を呼び出し(こんな時にデジタルは便利)譜面台に置いて金子さんたちは退場。


イキナリこんな凄い曲を演奏って困った筈なのに、藤江さんは落ち着いて素敵な演奏でした。


さっきまでの盛り上がりとは違う静寂な雰囲気が漂いました。


その後、ヘンデルとバッハのガッツリとした曲を演奏されて、アンコールで又楽しく盛り上がって(終了間際に小声で上野さんがもう21時40分だよぉぉって心配して気にされて呟かれてました)演奏会は終わりました。


終演後サイン会が有ったのですが風邪が本格化して来たので並ぶ事不可能だったので諦めたllili○l ̄L


次演奏会有ったらリベンジする!!!


次に東京バロックプレイヤーズが大阪に来るのはいつかしら??


既に又聴くのを楽しみ状態になってます((o(´∀`)o))ワクワク


しつこいけど、私の中のバロック音楽の概念が大きく変わった貴重な体験でした。


◆プログラム◆

プログラムが絵葉書サイズでオシャレ(*´ω`*)


【出演者】

フルート 上野星矢

ヴァイオリン 藤江扶紀

チェロ 金子鈴太郎

チェンバロ 桑生美千佳


【演奏曲】

G.P. Telemann:Trio Sonata in d,TWV42:d10


G.F. Händel:Trio Sonata in g,OP2 No.8


G.F. Händel:Trio Sonata in B-flat,OP2 No.3


※休憩※


《サプライズ》バッハ:無伴奏パルティータ (フルート:上野星矢さん)


A.Corelli:Folia


《サプライズ》バッハ:シャコンヌ(ヴァイオリン:藤江扶紀さん)


G.F. Händel:Trio Sonata in g,OP2 No.2


J.S. Bach:"Musical Offering"Trio Sonata BWV1079


◆上野星矢さんTwitter◆


◆藤江扶紀さんTwitter◆

◆金子鈴太郎さんTwitter◆