ダメ社労士、逆ギレ請求。
ダメダメシリーズ。
一人会社をしている社長が、3人のスタッフを雇いたいと考えたとき、社会労務士、略して社労士さんに職務規定を作ってもらったり、社内のルールを作ってもらいたいんだ、ということでミーティングに同席しました。
当日の社長は、所得税とか社会保険料とか、いろいろあるんでしょ?教えて、というスタンス。
社長が前から知り合いだという社労士さんでしたから、頼む前提で来てもらっているのか?提案待ちで見極めてからオーダーするのか?どういうオーダーか私は聞かされていませんでした。
今思えば、社長の意識と知識が低すぎたため、ミーティングの設定理由が曖昧だったのだと思います。また、駆け出しだった社労士さんも、仕事が取りたい焦りがあったと思います。
ミーティングの中で、社長がどういう人を雇うことで会社にしたいのかという考えもまだなく、かといって丸投げで社労士に任せる!という気はなく、把握はしたいが理解するのは面倒、と思っているのが徐々にわかって来ました。
社労士さんは仕事が取りたいという意気込みというより、完全に皮算用で、受注したつもりでいました。しかし、資格は取り立て、何の準備も提案もなく、何をすればいいですかー?というような甘い状況。
私は社長の理解のためのサポートとして同席していましてから、社長がどんな会社にしたいのか語らせ、社労士にはスタッフの雇い方別(役員とするか嘱託とするか正社員とするかパートとするかなど)のメリットデメリット、会社負担金額や必要書類リストを次回の宿題としてお願いする、ということでミーティングを終了しました。
翌日、社労士から教科書のコピーのようなただの比較表のメールが来て、これでは検討できないな、という感じ。そのうち社長が理解するのが面倒になり、雇うのはやめた!今まで通り一人でやる!という結論を出しました。
社労士さんにも社長から断りのメールを入れたと聞かされていました。
後日、社長から、「社労士が20万円請求して来た!」と笑いと怒りの混じった電話。
自分の勉強したことを披露したからお金をよこせ、というような内容でした。
社長はあれで仕事をしたつもりか?!と一蹴していました。
確かに社長と社労士の間に意識のズレはありましてが、さすがに何にもしてないよね、というのが明らかでした。
プロとしての仕事をしないといけません。
会うだけで20万円取れるようになるまでには、まだまだでした、ね(°_°)