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ものがたり『バガヴァッド・ギーター』第36話:瞑想とは(2)

2017.05.09 23:14

クリシュナは、

心の支配について

クリシュナにこう言います。


「心を支配した人にとって、

心は最良の友である。

しかし、

心を支配できない人にとって、

心は最大の敵である。


心を支配した人は、

すでに

自身の中に住む至上主(パラマートマー)を悟り、
とてものどかな平安の境地に住む。


その人にとっては、

寒さも、暑さも、

幸せも、不幸も 、

名誉も、不名誉も、

同じである。


魂の知識をいただき、

深く悟り、

心の底から満足したヨーガの実践者は、

自分の感覚を支配して、

目に見えるものなどの感覚的な変化

に惑わされないたえなる境地にいたり、

土も石も黄金も

すべてを平等にみる。


自分に好意を寄せる者も、

友も敵も、

中立的な人も、仲裁者も、

嫉妬深い者も、親戚縁者も、

聖者も罪人も、 

みな平等にみる人は、

本当に優れている人物である。


ヨーギーは、

人里離れたところに

ひとりで住んで、

いつも注意深く心身を統御し、

欲望と感覚の対象を捨てて、

いつも心を至上者に

置かなければならない。 」



…続きはまた明日。

(今日は6章6-10節まででした)