抵抗勢力。
必死で「免疫療法」の書籍を読み漁った。
無知だった故に、ガン発症のメカニズムすら知らなかったのだ。
こうして、誰もが「がん発見」によって慌てて対処法を探すものだ。
必要な人に、必要な情報が届いていない。
こんなにも情報氾濫社会だと言うのに皮肉なものだ。
「どうしようもなくなって、駆け込んでくる方が多いんですよ」
そういうことだ。ガンの三大治療方法で散々体力・気力ともに
衰退しきった状態になって、初めて他に救いの手を求めるのだ。
もっと初期段階から並行して治療が出来ていたら・・・。
しかし!
そこには、「反対勢力」が待ち構えているのだ。
それこそが、医者であり病院だ。
「治療方針は完璧です」
「丸山ワクチンなんて未承認のものなんて必要ありません」
「有効性のあるものだけで治療します」
執刀医を筆頭に、無視?完全否定?拒否?
全くもって受け入れてくれようともしなかった。
凄まじいまでの偏見なのか?
日本医療会社の社是なのか?
医者だけではない。身近なところにも「反対勢力」はいるものだ。
親族。
無理強いして医者の機嫌を損ねたら、親身になってくれない・・・。
教授クラスの執刀医が言っているのだから・・・。
一体誰のために、どこを向いているのだろうか?
私も・・・この二つの反対勢力と対峙することになった。
最優先すべきは、本人の意思。
そこで、70を過ぎた実父に対し、
「根治する必要はない」
「発症を出来るだけ抑えて、キープしたままでいい」
「進行を遅らせて、緩和できればいい」
と、ある本を手渡した。
実父の承諾を得てから、私はこれらの反対勢力へプレゼンテーションを敢行したのだ。
背後に8名ほどの医者を引き連れた教授部長。
広告業で培ったプレゼンで何とか後日快諾を得ることが出来た。
地方の病院だったので、日帰りで教授プレゼンだけのために出向いたのだ。
いいと思われるものはすべてやります。
第一は、体力・気力温存維持。
副作用のものは極力避ける。
後になってやっておけばよかった・・・などとは絶対に言いたくない!
3年5年7年と経過調査の承諾と引き換えに、
強固な教授から丸山ワクチン投与許可を得たのだ。
丸山ワクチンによって、末期の患者さんがひとりでも回復した事例が
あるのならば、たとえ0.01%であっても試みるべきだ。
丸山に限らず、そのような事例は埋もれているだけなのだと思う。
必要な情報は、自らが探さなくては見つからない。