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名古屋ではたらく私大生の株式投資日記

自分の保有株は大丈夫?〜決算書から問題児かを見抜く方法〜

2017.05.10 10:53

読書記録も乗っけてみようかと。


今日の本はこちら。


ヤバい決算書


自分なりに今後も使えそうなポイントをまとめてみました。


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経営破綻や上場廃止など、経営の危機にさらされた企業はたくさんあります。 

最近は東芝が記憶に新しいですね。 

ほかにも、三菱自動車や日本航空、スカイマークもあります。 


「過去に学ぶ」ということは、経済において非常に大切な事だと聞きます。 


投資においても、過去に“やばかった”企業の決算書を読み、 そこから“今後やばくなりそうな会社”を見つける手がかりを発掘することは、 非常に大切なことです。 

この本は、そんな過去に学びたい投資家なら誰もが 「ヤバい(これは良い意味)」 と言いたくなるほど、ぴったりの本です。 


 事例に基づいているので、スラスラ読めます。 

「あの時のあの会社ってこうなってたんだ〜」

と思えるので、投資家じゃなくてもきっと楽しく読めます。 


さて、「過去に学ぶ」本ですが、事例だけ読んでいても仕方がないので、 「どこがヤバいのか」を抽出してみました。 

 今後投資判断をおこなうときは、写真の女の子のように頭を悩ませながら、下のリストを見て分析しようと思います。 


 【この兆候があったらヤバい!】

 ①投資CFの絶対値>営業CFの絶対値 

この投資が将来の利益を生み出してくれればいいのですが、経営者とて人間。ミスします。 

積極的に投資(※)してるなーと思ったら、来期以降、売上高が増加しているか、営業CFが増加しているかをチェックすべきです。

 ※この時のCFの形は、「営業CFプラス、投資CFマイナス、財務CFプラス」で、「営業CFの絶対値<投資CFの絶対値」です。 


②赤字基調の定着(営業利益・純利益を見ろ!) 

そりゃそうですよね。ずっと赤字だったら潰れます。 

3期連続赤字が続くと危険と考えるのが一般的だそうです。 


③純損失の継続的発生による「自己資本の毀損」「自己資本比率の低下」 

自己資本毀損してたら「ヤバい」です。 

自己資本比率が1ケタになったら投資しちゃダメです。 


 ④営業CFの急速な低下からマイナスへの転落 

会社の本業によるキャッシュが入って来ないってことです。 

モノ売って赤字はねぇ。最悪です。


 ⑤売上債権の膨張を伴う売上高の急増 

「THE 粉飾決算」です。おめでとうございます。 

子会社や関連会社、取引先とグルで架空取引をするという「古典的手法」によるものです。 

架空取引ですから、現金の取引がおこなわれません。 

ですから、売上は伸びるけれども売上債権が増加してしまうのです。


 ⑥在庫の過大表示 

在庫の水増しによるものだそうです。 

在庫を水増しするということは、売上原価に影響が出ます。 

「売上原価=期首製品棚卸高+当期製品製造原価-期末製品棚卸高」ですから、 期末製品棚卸高を水増しすれば、売上原価が減少します。 

次に、売上原価によって影響を受けるのが、「営業利益」です。 

「営業利益=売上高-売上原価-販管費」なので、 売上原価の減少は営業利益の増加になるってことです。


 ⑦負債・費用の過小表示

 貸倒引当金などの「引当金」を小さく計上するとか、そもそも計上しないという粉飾の仕方があるようです。 

なので、分析対象の企業の過去数年間にわたる引当金の推移と、比較対象企業の数年間の引当金の推移を比べる必要があります。 

少なすぎるなーという印象だったら、投資から手を引いたほうがいいかも? 


⑧損益計算書のみの増収増益

どっかでいじってるってことですよね。売上原価とか。 

なので、CF計算書なども合わせてみる方が良いと思います。 

財務3表はセットで見ろってことですね。


⑨貸借対照表で代金回収できない資産>売上高 

不動産業界などにありがち? 


 ⑩営業CFが何年もマイナス 



【この項目も要チェック!】 

①負債資本倍率(D/Eレシオ) 

有利子負債/自己資本比率で求められます。 

1倍を下回っていると財務が安定しているとみなします。

 1倍を超えてきたら気をつけないといけません。 


②CFで企業の状態を確認 

安定期なのか投資期なのか。 

安定期は、「営業CFプラス、投資CFマイナス、財務CFマイナス」で、「営業CFの絶対値>投資CFの絶対値」です。 

投資期は、「営業CFプラス、投資CFマイナス、財務CFプラス」で、「営業CFの絶対値<投資CFの絶対値」です。 


③買収の有無と規模 

買収は将来の利益を生み出すイベントです。 

しかし、ミスったら「大事故」です。

 (自己資本比率低下、負債資本倍率の上昇要因) 

なので、巨額の買収があった時は特に、次の期の決算で増収増益に繋がっているかを確認すべきです。 



投資家は自分で自分の身を守らないといけません。 

こういった「武器」をたくさん揃えておくことが必要なんだろうな、と改めて思いました。