【Q&A】初めてのホームページ制作!何から始めれば良いかわからない(第2回目)
【Q&A】初めてのホームページ制作!何から始めれば良いかわからない(第2回目)
私がホームページ制作を始めた2000年頃までは、メルマガを書けばホームページの反響が集まるといった集客が楽な時代がありました。
あれから20数年。時代は複雑になっています。
現在は、キーワード検索が定着し、どのジャンルでも大手ポータルサイトが上位を独占し、広告の掲載枠をどんどん増やしています。そんな中、中小企業は自然検索で勝負するしかなく、具体的な何かに特化した専門ページと言う戦略が注目を浴びています。
そこで、今日は「何かに特化した専門ページ」を作るとは、どういうことなのか?また、何をすれば良いのかわからない!と言う方向けに解説したいとお話ししたいと思います。
【著者プロフィール】
株式会社アクセスアップ/富井清和
1998年東京都千代田区でITベンチャーを起業。金融機関・放送局・大手電機メーカーを含む約1,500社にも及ぶWebシステム開発に携わる。 主にSEO対策を目的としたコンテンツ作りとページ構成を得意とする。
日頃の業務のかたわらで、船井総研との共同セミナー講師、東京税理士会や杉並区中小企業診断士会への技術研修。杉並区商工会議所や武蔵野青年会議所等でセミナー講師を務めホームページの集客方法について語っている。
ページ構成は軸となるキーワードを主体に考える
中小企業がホームページを制作する際は、競争が緩い(ライバルの少ない)サービスに絞り込むことが基本。これが言い方を変えれば「何かに特化した専門ページ」となるわけです。
例えば住宅リフォーム会社の場合だと、「住宅リフォーム」をキーワードとすると、ライバルは全国版のポータルサイトになり、何ページめくってもライバルに埋もれて表示されなくなってしまいます。
「住宅リフォーム」は、玄関・キッチン・トイレ・洗面・庭.....など、業務範囲が広すぎて、どのキーワードを軸にSEO対策をすれば良いかわかりません。結局、どれを取っても集客できない中途半端なホームページとなってしまうわけです。
これが八方美人的なホームページの語源です。
それが、「キッチンのリフォーム専門店」となると、キッチンに関してのエキスパートといった見せ方ができ、ライバルも限定されます。
トップページは「キッチンリフォーム+所沢市」。第二階層は、「費用」や「マンション」と言った3つ目のキーワードが設定されたページを作ることができ、より「キッチンリフォーム」という絞ったサービスでのコンテンツが充実し、結果、SEOにもとても効果を発揮します。
ページ構成(サイトマップ)を作成する
どのサービスで勝負するかかが決まれば、次は「ページ構成(サイトマップ)」を作成します。
ホームページは、一般的に複数のページで構成されています。各ページがどのようにつながっているかツリー状に表した「ページ構成図」があればとても便利です。
作り方は、トップページ(HOME)を頂点とし、配下に入れたいすべてのページを書き出します。それを大きなグループに分類(第2階層)し、そこから派生するページを第3~第4階層とつなげていきます。
この構成図を基に「各ページのタイトル・概要文・キーワード」を書き出し、設定します。
これが集客に大切なSEO対策の内部施策となるわけです。
>>【アクセス数増!】複合キーワードでSEO対策できる下層ページ
各ページのコンテンツ(情報)を用意する
コンテンツ(情報)とは、ホームページに掲載されている文章や写真のこと。
ホームページを見るユーザーは、このコンテンツを見て、悩みを解決したり欲求が満たされることを期待しています。ですから、コンテンツの内容次第で、次のアクション、つまり反響へつながるかどうかが決まるというわけです。
SEO対策的には、ページあたりの文字数は4,000~5,000。うち、キーワードとする単語の出現頻度が3%が理想とされています。これを考慮した上で、コンテンツを作成します。
その中でも「お客様の声」は反響率を上げてくれるキラーコンテンツです。キーワード検索を通じて初めてホームページに訪れる閲覧者にとっては、極めて重要な動機付けになります。
コストと時間がかかっても、これだけは何としてでも用意したいですね。
さいごに
如何でしたか?
今日は、「【Q&A】初めてのホームページ制作!何から始めれば良いかわからない(第2回目)」と題し、前回に続いて反響が集まるホームページを作る前に考えなければいけないこと(戦術編)についてお話ししました。
今の時代では、ホームページは一旦完成して終わりというものではではありません。一度作ったホームページも、アクセス状況と反響状況を見ながらいろいろと改善しなければいけません。
運用が大切だと言うことをこのブログを通して、わかってもらえれば幸いです。