黒いお米について
お米の籾摺り完了の報告以来、ブログ書いてませんでした(汗)
今年度のお米はお陰様で完売致しました。
11月1日から発送開始しまして、ご都合に合わせて発送しています。
毎日発送していたのが少し落ち着いてきましたが、週に数回発送があります。
今日も発送しました!
ようやく、土間に置いてあるお米の保管庫が一つ空になりましたが、お米の冷蔵庫はまだいっぱいです。
簡単ですが、毎年お米のお手紙も添えさせて頂いてます。
その中に書いておくべきだったと思うことがあって、今日はブログを書いてます。
少し長くなりますがどうぞお付き合いください。
お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、今年のお米、黒いお米が混ざっていたかもしれません。
白米ご希望の方に精米して袋に入れる時に黒いお米が混ざってるのが目について、見つけたら取り除いているんです。
それでも見逃しているのもあると思います。
(玄米でご注文の方でご自宅で精米される方は黒いお米が多いかもしれません。)
今のところお客様からのお問い合わせなどはないですが。
お米の粒が黒っぽかったり、黒い点があったりするものは、カメムシが養分を吸ったものなんです。
そのお米を食べても問題ありませんが、好んで食べたくはないですよね。
これまでの年も混ざっていたかもしれませんが、今年のように目につくことはほとんどありませんでした。
なぜなら、収穫、乾燥後、お金を払って籾摺りと一緒に色彩選別機にかけてもらって、未熟米や黒いお米をはじいてもらってるんです。
今年も同じようにしましたが、なぜか、はじかれていないものが結構ありました。(と言っても10キロのうち数個あるかないかですが)
選別機にかけているのになぜ今年は黒いお米が多かったのか理由はわかりませんが、今年は未熟米が少なかったんです。
もしかすると一見未熟米が少ないので選別の基準設定をあまり厳しくしなくていいと思ってそうしたのかもしれません。
お金を払ってやってもらってるとは言え、機械の設定以外の作業は私たちがやるので、選別されたお米をチェックしながら選別の調整をしてもらってはいたのですが。
黒いお米を見つけて気持ち悪いなと思った方がいらっしゃったら申し訳ありません。
うちのお米は農薬も除草剤も、化学肥料を含む肥料も使わず栽培してるので、田んぼにはいろんな生き物がいます。
カメムシは穂が出てからまだ柔らかいうちに栄養を吸うようです。
今年の収穫の時もカメムシが結構いて、いつもより多いなとは思ったのですが。
ちなみに、この黒いお米が多いと、いわゆるお米の等級ってものが下がります。
うちは直接お客様に販売してるので等級とか関係ないですが、JAに持って行くと粒の状態を見て等級をつけます。
安全性や味は関係なく、とにかくきれいなお米が一等です。
それで金額が決まるのだから、きれいなお米を作るために薬を使うし、たくさん作ろうと思って化学肥料を使うんですよね。
お米も野菜もきれいなもの、形や大きさがそろったものしか売れないから、みんなそうなるんです。
直売所に野菜を売りにいく近所のおばさんとかも。
いつも私に「薬は使っていいんやで」「予防(農薬)はせなできんで」「きれいじゃないと売れんで」と顔を見るたび親切で言ってくれます。
と、話がそれました。
ほんと、農業の実態のようなことを話しだすとこういう内容になってしまうので、普段あまり書きませんが、色々思うことはあります。
うちのお米を買ってくださる方は、いつもほんとにありがたい感想ばかりくださるので、そこに甘えてばかりいてはいけないなとも思います。
黒いお米について、お知らせが遅くなり申し訳ありません。
他に何かお気づきのことあれば、また、ご質問などあればお知らせくださいね。
(連絡先はお米のお手紙をご覧ください)