こんにちは('ω')

今回からは、代表的な消化酵素群の解説をしていきたいと思います！(´▽｀)

脂肪分解酵素　リパーゼ

リパーゼは、脂質を構成するエステル結合を加水分解する酵素群です！

食物中の中性脂肪は、腸管から吸収できる大きさにするために脂肪酸とグリセリンに分解されますが、その時に必要不可欠なのが、リパーゼです(*'ω'*)！

リパーゼには大きく分けて２種類あり、

「リポ蛋白リパーゼ」・・・脂肪細胞の外に存在しており、分解することで脂肪細胞内に取り込ませやすくする働きがある。しかし、余った脂肪酸とグリセリンは再結合され、脂肪細胞内に中性脂肪として貯蔵されます💦

「ホルモン感受性リパーゼ」・・・脂肪細胞内にあり、ホルモンからの働きかけによってはじめて活性化し分解した脂肪酸やグリセリンを血中に放出する。空腹時とと運動時に活性化しやすいので、お腹を空かせて軽い運動をするのが脂肪細胞内の中性脂肪を分解するために有効！！

リパーゼは、潜在酵素として膵臓で作られる膵液に含まれています。

ちなみに、リパーゼは膵臓で作られ十二指腸に運ばれるので、この経路のどこかに異常が発生すると血液中に漏れ出して血中リパーゼ濃度が上昇するので、膵炎などの病気を調べるのに、リパーゼの濃度が重要になります☝(´・ω・`)

また、リパーゼは通常の体温より１～２度高まることで活性化されるので、脂肪を分解したい方は身体を温めることがおすすめです♡

リパーゼを多く含む食品

☆いちご・スイカ・梨・さくらんぼ・いちじく・プラムなど

☆オレンジ・グレープフルーツなど柑橘類全般

　（でも市販の１００％ジュースなどは加工食品なのでNG!）

☆アボカドはそれ自体に脂肪酸が多く高カロリーですが、その分リパーゼも多く含み、脂肪をつきにくくする必須脂肪酸が豊富なのでとってもいいです！！

☆とうもろこし・ほうれん草・カリフラワー・明日葉・セロリ・にんじん・トマト・ピーマン・パプリカ・ズッキーニ・ラディッシュ・大根・きゅうり・かぼちゃ

・・・など、緑黄色野菜がメインに多く含みます！とくに夏野菜がいいみたい(´▽｀)

☆納豆・チーズ・塩こうじ・味噌など

　たしかに、麹や味噌漬けにすると脂身も柔らかくなりますね！

しかし、食事の食べ合わせとして注意していただきたいのが、

きのこ類は、リパーゼの働きを阻害します！！！(´;ω;｀)

とくに、舞茸！！！残念(´;ω;｀)

酵素の観点から言えば食べ合わせはよくないですが、きのこ類は食物繊維も豊富でミネラルも多くカロリーも低い優秀食品なので・・・目的を考えて食べましょう(´・ω・`)💦

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次回は

「炭水化物を分解してくれる！アミラーゼ」についてお話したいと思います！！

では、また(´▽｀)ノ