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地域に根差す:シーガル調剤薬局

薬局ブログ 11/22「お肌の乾燥注意報!」

2021.11.22 01:00


朝晩と日中の気温差が大きく、体調管理が難しい季節になってきました。


冷たい空気、乾いた風・・・
となれば心配なのはお肌の乾燥!!


お肌が白っぽくはなっていませんか?痒みはありませんか?

心当たりのある方は早めに対処しましょう!!


今回は体と外界の狭間で頑張ってくれているお肌のお話です。


〈お肌の構造〉

ひと言「肌」といってもその構造は複雑です。

皮膚といわれる組織は大きく分けて、表皮・真皮・皮下組織の3層に分類され、以下のような特徴があります。


このうち、乾燥肌と密接な関係を持つのが表皮です。

過度の乾燥や摩擦による刺激、加齢による保湿因子の減少などが原因となり、表皮にある角層は荒れやすくなります。

角層が荒れると皮膚のバリア機能が低下し、荒れたところからさらに水分が逃げるといった悪循環が生まれてしまいます。異物も侵入しやすくなるので、肌が赤くなったり痒みを感じることもあります。

こういった症状が出る前からスキンケアをして、お肌の調子を整えることが大切です。


〈保湿剤の種類〉

乾燥肌のケアには保湿が必須です。

保湿剤にはエモリエント効果モイスチャライザー効果をもつ成分に分かれます。

エモリエント効果を持つ成分は、お肌の表面を油分で保護し水分の蒸発を防いだり、異物が侵入しないようにバリアとして働きます。
成分を挙げると、天然油脂・長鎖脂肪酸、ラノリン、リン脂質などがあります。

これに対してモイスチャライザー効果とは、水分を引き寄せ保持する働きを指します。
グリセリン、尿素、乳酸、また近年市販化された”ヘパリン類似物質”があります。


一般的な保湿剤は、このエモリエントとモイスチャライザーの両方が含まれているものが多いと感じます。普段のケアでは成分にはあまり固執せず、ご自身が毎日使っても負担のない製品を選ぶと良いのではないでしょうか。

使っていても痒みが治まらない、乾燥があまり改善されない時は異なる成分を考慮する時期かと思います。


気になる方は今お使いの製品をお持ちになって、医療スタッフに相談ください!