【予習】篠山市黒岡 春日神社祭礼2015-2 山車紹介
続いて下町の5台。
●釼鉾山( けんぼこやま):呉服町
武の象徴また疫病邪悪を払うものとされている剣と鉾が鉾山名。
【山車形式】軒付き切妻屋根箱型四輪構造
【鉾】釼鉾
【見送り幕】中国の劉備が火鉾をさし上げている図柄
【懸魚】亀
【破風板】上り藤紋、竜
【扁額】なし
【天水引】雲模様(?)
【中水引】雲に龍
【胴幕】波模様
【脇障子】金(図柄不明)
●猩々山( しょうじょうやま):上二階町
猩々は想像上の動物で謡曲にもあるめでたいもので、猩々、菊、月、太陽はいずれも長生悠久を象徴しためでたいもの。
【山車形式】切妻屋根箱型四輪構造
【鉾】葉菊の上に月と太陽
【見送り幕】獅子千尋
【懸魚】鳳凰
【破風板】上り藤紋
【扁額】なし
【中水引】赤地に波と太陽と松竹を配し、猩々が酒を飲んでいる図
【胴幕】波と盃
【脇障子】紅葉と大瑠璃
●諫鼓山(かんこやま):下二階町
諫鼓とは役所に訴えごとをするするときに打つ太鼓のこと(中国の故事に基づくもの)。
【山車形式】軒付き切妻屋根箱型四輪構造
【鉾】太陽に鶏
【見送り幕】太鼓に鶏の図。太鼓のひもに「天下和順」の刺繍がある。
【懸魚】蓮(金色)
【破風板】上り藤紋
【扁額】なし
【天水引】左:鼉太鼓と幕、中:太陽と雲の図柄、右:琴、琵琶などの楽器
【中水引】王義之の蘭亭曲水
【脇障子】竹に虎
●蘇鉄山( そてつやま):魚屋町
蘇鉄は葉の形が鳳凰の尾に似ているので鳳尾蕉といい、鳳凰山と同様、瑞鳥を表したもの。
【山車形式】軒付き切妻屋根箱型四輪構造
【鉾】蘇鉄
【見送り幕】中国の張飛の馬上の勇姿、或いは関羽とも
【懸魚】雲(懸魚の奥、羽目板の所に大きな竜の彫刻あり)
【破風板】上り藤
【扁額】なし
【天水引】左右:蘇鉄、中:雲と太陽
【中水引】日本三景のつづれ錦
【胴幕】緑縁の独特な意匠
【脇障子】金(図柄不明)
●鏡山( かがみやま):西町
鏡はご神体の象徴であるとともに、清浄、潔白を表したもの。
【山車形式】切妻屋根箱型四輪構造
【鉾】鏡
【見送り幕】極楽、竜宮、唐の三界を表現した図(市指定文化財)
【懸魚】麒麟
【破風板】上り藤
【扁額】なし
【天水引】赤地に桐と鳳凰の図
【中水引】唐子遊楽の図
【胴幕】茶縁に紺
【脇障子】なし