深刻さはいらない
自費出版で出されているこちらの本が好きだ
はしっこに、馬といる
河田桟 著
与那国で馬のカディと一緒にいる生活を綴っている
著者の方が病気になられて
それまで肩肘を張ってカディに舐められないように
あれこれ試行錯誤していたことが
自分の体が以前と比べて弱くなってしまったことから
全く出来なくなって
弱いままの自分でカディと付き合っていく変化
今までできていたことができなくなった後の生活
出来なくなってからの世界が
こんなにも開けていたことに気がつく過程が
とても好きなのです
こんなにも素晴らしい
できなくても
こんなにもこんなにも世界は素晴らしい
と受け取っていく感性がとてもとても共感できて
来月、与那国に行くことにしました。
ちょうど私も
最近
頑張っているつもりですが
自分の思うように結果が出せないことが続いて
凹んでいて
かといって
この著者の方のような心境ではなく
諦めきれなくて
悔しい気持ちは
まだまだ持っているのですが
昔よりは
そんな自分を受け止めて
視野狭窄している自分に気づいて
それを周りのみんなにお話しして
深刻になっているのは自分一人だけで
話せば話すほど
世界は優しく
大丈夫だと感じている最中だからです
そして思うような結果が出なくても
私の幸せには何の問題もなく
悔しい気持ちも持ったままでよく
あらゆる可能性を見ていこうと思っています。
心を開いてオープンに話すようになって
周りもそれに従ってオープンな人が増えてきました。
感じるところは
みんな何かしらの想いや願いがあって
実は毎日泣いていたり
お子さんのことを心配したり
旦那さんと喧嘩していたり
お仕事のことで悩んでいたり
お金に困っていたり
何にもない人はいないと思うのです
でも、自分の機嫌を自分で取れる
自分の責任で生きている人が周りに多くて
オープンに話すほど
深刻さはどんどん減って
隣に人がいることの有り難さに
一緒に笑ってくれる人がいることで
何とかなってしまう
たくさん助けてもらっている
って感じています
そして、
楽しい時間を過ごしています。
一緒にご飯を食べたり
歌ったり
踊ったり
笑って遊んで
そうやって
ありがたいなあって思う日々です
ありがとう