野襤褸菊 Common groundsel
https://www.botanic.jp/plants-na/noboro.htm 【のぼろぎく (野襤褸菊)】より
ヨーロッパが原産です。わが国へは明治時代のはじめに渡来し、各地に帰化しています。また世界各地にも帰化が広がっています。道ばたや荒れ地にふつうに生え、高さは10~30センチになります。葉は不規則な羽状に裂け、基部で広がって茎を抱きます。5月から10月ごろ、葉腋から散房状に花序をのばし頭花を咲かせます。黄色い頭花は筒状花だけです。名前は、綻びた白い冠毛をぼろ布に喩えたもの。
キク科キオン属の一年草で、学名は Senecio vulgaris。英名は Common groundsel、Old-man-in-the-Spring。
https://love-evergreen.com/zukan/plant/14974 【ノボロギク】より
キク科 ノボロギク属
Senecio vulgaris
〔基本情報〕道ばたなどでみられる高さ50cmほどの一年草。
茎はやや多汁質でよく枝分かれして、まばらに毛があります。
葉は互生し、広線形、不規則な羽状に裂け、葉柄はなく、基部が耳状に茎を抱きます。
茎の上部の散房花序に長さ8mmほどで黄色の筒状花だけからなる頭花をつけます。
総苞は長さ8~10mmの筒鐘形で緑色、基部に先端が黒い小さな苞があります。
痩果は長さ1.5~2.5mmで白色の冠毛があります。
〔来歴〕明治時代初期に渡来し、全国に帰化しています。湿り気がある畑地では強害雑草となります。
https://matsue-hana.com/hana/noborogiku.html 【ノボロギク(野襤褸菊)】より
1年草
ヨーロッパ原産。明治のはじめに渡来し、現在では道ばたや畑などにふつうに生える。茎や葉はやわらかく、よく分枝して高さ約30cmになる。葉は互生し、不規則な羽状に裂ける。頭花は黄色で、ふつう筒状花だけが集り、舌状花はまれにしかない。総苞は長さ0.8〜1cmの筒状で、基部に小さな小苞がある。冠毛は白色。花期はほぼ通年。(野に咲く花)
夏に咲いた個体は、総苞片が黒紫色に見えないことも多い。(街で見かける雑草や野草がよ−くわかる本)
学名は、Senecio vulgaris
キク科ノボロギク属
http://nonohanasanpo.jugem.jp/?cid=51 【段戸襤褸菊ダンドボロギク】より
きちんとした写真が、なかなか撮れないでいたダンドボロギク。
ようやく、全体像がわかる写真が撮れました。
そしてこの方、ダンドボロギク想像していたのより、はるかにでかかったのです!
道理で見つけても、倒れていたり、ひん曲がっていたり。。
強い性質なので、日陰でも育つそうですが、陽をさんさんと浴びて育つとこんな立派になるんですね・・。
ちょっと終わりかけではありますが、(花期は8~10月)これで満開状態です。
そう、この筒状の地味な花・・。名付けてボロギク三兄弟です。
ベニバナボロギクが長女、このダンドくんは長男、末っ子のノボロギク。
名前の由来は、ノボロギクの所で説明していますが、命名順は
ボロギク(サワギク)⇒ノボロギク⇒ダンドボロギク⇒ベニバナボロギク
で、サワギクは在来ですが、後はこの順に帰化したそうです。
(明治、1933年、1950年代)
ダンドボロギクの”ダンド”は、最初に発見されたのが愛知県の段戸山だったからだそうです。
ダンドボロギクは北米原産で、ノボロギクはヨーロッパで、ベニバナ~はアフリカ。
みなさん出身地はばらばらですが、ここ東京で、私に勝手に兄弟にされました
名の由来の綿毛。
あまり最後まで育ったところを見た事がないので、ぼろ布のようになっている所を見た事がない。。
ダンドボロギク
ちょっとぼろぼろ?綿毛がみな旅立つと、まるで落ち武者になってしまいます。
ベニバナボロギクといい、ダンドボロギクといい、森林伐採直後の荒れ地に気づくと生えてくるんだそうです。
荒れ地でこの大きさ。素晴らしい生命力です。
こういった先駆性のある植物は、乾燥や直射日光などによる地表の栄養分の流出を、自らの体に吸収してやがて朽ちる事で、その地にとどめる役割をします。
”ボロ”呼ばわりされているけど、実はいいやつ?
ところが、先ほど読んだ記事によると、日本の在来には、こうした1年草は存在しないんだそうで、つまり、日本の森林は長い事、伐採とか山火事などといった類の破壊を、受けずに来た森林だという事・・・
なんだかいろいろ興味深い所です。
ちなみに、ベニバナボロギクともども、葉っぱは食用になるそうですよ。
確かに大きくてみずみずしく、美味しそう。
しかしやっぱり、”ボロ”を食べる気には、なかなかなれないよな~。。
野襤褸菊ノボロギク
これは、昨年の7月に撮った写真。こうして見ると、なんだかきれいな花ですね。
ノボロギク凛としている。アップにしてもきれい。
めしべがいっぱい飛び出して、これは管状花です。アザミと同じ。だからこれで満開状態です。
これは、今年の4月に撮った写真。めしべがまだ飛び出してない状態。
これからこうべを持ち上げて、ぴゅぴゅっとめしべを突き出す訳です。・・まあ、きれいな花かな。
が、ノボロギク これが全体像。・・・そう、全体を見るとけしてきれいとはいいがたい、ノボロギク。
名前もひどい。
この、無造作な花の付き方と、妙に縮れ気味の葉っぱの不規則性が、どうにもまとまりの悪さを出し、”ボロ”感を演出しているように思います。
そのせいで、私はぴしっと決まった写真がなかなか撮れない~。
そして、ほぼ一年中どこにでも咲いている無節操さも、更に”ボロ”感をあおり、なかなか、立ち止まって集中して撮ってやろう、という気にもなれず。。
などとブチブチ言っておりますが、名前の由来はそんな”ボロ”感から来たのではなく、サワギクという、山野草から。
サワギクは、ノボロギクとは似ても似つかぬ可憐な小さな菊のような花なのですが、その綿毛が、布がぼろぼろになった時のようなので、別名を”ボロギク”と言ったのだそうです。
そして同じく、綿毛がぼろぼろになるその辺に生えているキク科のこいつを、”野”ボロギクと名付けたのだとか。
上の写真の綿毛は、まだまとまった綿毛ですが、そのうち、ぼろぼろと崩壊するように散ってゆきます。
これは、愛のいとなみのベッドになっているところ。ぼろぼろベッドなのに・・。
狐薊キツネアザミ
し、しあわせを感じる。。。。
ここは、去年はカタバミ天国だった近所の空き地。
駅から徒歩2分なのに、何年も売れないのはなんでだろう?
目の前、セブンイレブンなのに。
ちなみに、カタバミ天国は昨夏一度、滅亡しております。除草剤がまかれたのです。
でも雑草はめげない。
確かに、隆盛をほこったオッタチカタバミはもう、ひとつ、ふたつくらいしか株が見当たらないのですが、イヌホオズキ、オニノゲシは案の定勢いをもち、カタバミに代わって近頃は、ハルジオン天国になりつつあります。
そして、あげくにこれ。ねりまでは初めて見るアザミ。除草剤をまかれた後に、敢えて生えてくるとはなぜ?
おそらく、不動産会社のものと思われる車がたびたび乗り入れているので、その車輪についていた土に、種が入っていたのだと思われます。
うん、位置的にもそうだ。やっぱりすごいなあ~、雑草。
キツネアザミ4月の初めはこんなでした。
春に咲くアザミは、てっきりノアザミ(野薊)だけだと思っていたので、はげしくわくわくしていたのですが・・・
咲いてみたらなんか違う。ちょっと格落ち感がある・・。
おそらく、花弁の色が淡い、というより色褪せて見えるからでしょうねえ・・。
うーーん、アザミはかなり好きな花だけれど、これはイマイチ。
しかも、キツネアザミ葉の形はアザミでも、肝心のトゲがない!触るとやわらかくてみずみずしい。
うーーーん。
図鑑で調べた結果、これは、
キツネアザミと判明。(史前帰化植物)
この、葉裏の白い毛が動かぬ証拠。
あんまりかわいくないので、図鑑で見ても、私の意識をスルーしていたもよう。
名前も、”格落ち”という意味の”狐”がついているし。
(略)
https://sketchbookbysculptor.blog.fc2.com/blog-entry-335.html?sp 【野襤褸菊(ノボロギク)】より
学名:Senecio vulgaris
Old man of spring, common groundsel, old man in the Spring
ボロとか老人とか決してかわいくは命名されてませんね
タンポポみたいな綿毛の種が半分飛ばされた時のイメージがボロをまとった老人だったり白髪だったりするようです
沢菊というのもありましたが私はあえて野襤褸菊のほうを推します
こちらのほうが命名にまつわる物語を感じてすきです
ボロをまとった行き倒れの美しい高貴な女性の物語とか
寡黙で人付き合いが苦手なのに実はたくさんの人に愛してほしかった老人の話とか
次々イメージが湧いてきます