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大丈夫じゃない誰かへ

2017.05.14 00:52


「人を幸せにするのも不幸にするのも人です。」


これは高校3年生のときの担任に、

高校を卒業して暫く経ってから頂いた言葉で、深く自分の中に残っています。


良くも悪くも、

自分が想像している以上に、

自分は他者に影響を与えているんだなと

思ったことが、振り返ればあります。

言い換えれば、自分がこの世界に与える波紋というのは、自分ごときには想像できるレベルのものではないのだと思います。



自分が存在していることで誰かを傷つけている、

という気持ちになることも多いです。


むしろほぼそういう気持ちになることが多いのですが、

自分なんか消えてしまいたい、と思い詰めて、限界になる度に、

何かがギリギリ自分を救ってくれて、

生き延びてきたように思います。


それは具体的な誰か、

母親や、

今では自信を持って友人と呼べる人、

恋人、恩師、

テレビやラジオの向こうのお笑い芸人、

感動的な本や音楽、映画との出会いの数々でした。



私はまだ若く、

人生観も定まったものではありませんが、


99の苦しみを乗り越えた後に、

なにものにも代え難い、1の感動的な体験が待っているとどこかで信じています。


私にとって幸せとは勝ち取るものでも、永続的なものでもなく、

その体験の瞬間、刹那に感じるものです。


あなたの人生は幸せか不幸かと問われたら、

一概に答えるのは難しいです。

しかし、苦しい人生の中に、この上なく幸せな瞬間が確かに何度かあって、その積み重ねが今の自分を形成したということだけは間違いないでしょう。



大学の卒業式の日、何気ないものですが、私に手紙をくれた同期の友人がいました。

私はそれまで、特に頑張ってその友人の話を聞いてきたつもりはありませんでしたし、その人と話すことで元気をもらっていると自覚していました。

でもその手紙は、むしろ私が話を聞いてきた態度が、その友人を助けてきたということを教えてくれました。


私はその手紙を読んで、自分の大切な人に心から感謝されたとき、こんなに感動的で幸せな気持ちになるのかと思いました。



そして、私はその日、

自分も普段、話を聞いてくれている人に感謝を伝えようという気持ちになり、LINEを送りました。

人に素直に感謝を伝える人間にその時なれたのは、手紙をくれた友人のおかげです。




冒頭の言葉に戻りますが、

人は自分が想像している以上に、

他者を救っていると思います。



私はこの一週間、

人生でも最も過酷なストレスに晒されました。

数日前には、思い詰めた行動をおかしそうになりました。


ですが、なんとか生き延び、

個人的にとても嬉しいこともありました。


この一週間、救ってくれた人たちに心から感謝します。




ストレスフルな状況は、まだ暫く落ち着きそうにありません。


ですが、過去も未来もすべてを投げ出すよりも、

この苦しみの渦中にいる今を生き延びたいのです。 


それは、過酷な過去を乗り越え、

前向きに振り返られる今があるからです。


この今の苦しみを語ることが、

いつかの自分を救うだけでなく、

どこかの誰かをも救うことを信じて、

そして同時に、誰かを傷つけるかもしれないことすらも受け容れ、

ここにありのままを表現したいと思います。


今まさに苦しみの中にいる、

大丈夫じゃない誰かに届きますよう。