酵素③【炭水化物を分解♡アミラーゼ】
こんにちは('ω')
今回も代表的な消化酵素のお話!よろしくお願いします(´▽`)ノ
炭水化物(糖質)分解酵素 アミラーゼ
アミラーゼは、ごはんやパンなどの炭水化物に含まれるでんぷんを、体内で利用できる大きさの単位まで分解してくれる酵素です☝(´▽`)
でんぷんとは、ブドウ糖が鎖のようにつながった大きい分子で、そのままでは吸収することができません。
(でんぷん)
ー〇ー〇ー〇ー〇ー〇ー〇ー
アミラーゼには2種類あって、
主に唾液中に含まれる「αアミラーゼ」によって、大雑把にでんぷんの鎖が壊されます。
このちょっとバラバラになっているけど、まだブドウ糖同士がつながっている形のものをデキストリンといいます。
(デキストリン)
-〇ー〇ー〇 ー〇ー〇ー 〇ー〇ー〇
次に膵臓から分泌される膵液の中に含まれる「βアミラーゼ」によって、大雑把にバラバラになっているデキストリンがブドウ糖が二個つながった形に切りそろえられていきます。
この二個つながったブドウ糖を麦芽糖と言います。
(麦芽糖)
〇ー〇 〇ー〇 〇ー〇 〇ー〇
この麦芽糖を腸から吸収できる単糖のブドウ糖に分解してくれるのが、小腸の壁から分泌される消化酵素「マルターゼ」です。
ここでやっとブドウ糖にまで壊されて、小腸から血液中に吸収されるのです!長旅です(´・ω・`)
(ブドウ糖)
〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇
ちなみに炭水化物やいも類など、でんぷんを多く含む食べ物をよく噛んでいるとだんだん甘みが増していくのは、アミラーゼによってでんぷんの結合が細かくなっているということです(*'ω'*)!
「よく噛んで食べなさい!」というのは、酵素にも関係しているんですね♡
アミラーゼを多く含む食品
♡主に甘みのある野菜
→にんじん・いも類・大根・キャベツ・かぶ・もやし・パプリカ など
すりおろすことで細胞膜が壊れて酵素の働きが倍増するので、山芋をすりおろした「とろろごはん」なんて、炭水化物を効率的に分解するのに最高ですね(´▽`)美味しいし!
♡果物はほぼ全般
果物は熟すことで甘みが増していきますが、それはなんと果物自体に含まれるアミラーゼによって自分自身を消化!(ブドウ糖に分解)しているという働きです!合理的~(*‘∀‘)
♡しかし甘いからと言っても、果物の缶詰や市販の100%ジュースは加工食品なので酵素の働きは期待できません。注意!
♡糖分でも、いわゆるお砂糖(ショ糖)はブドウ糖と果糖が結合したものなので、アミラーゼでは分解できません!
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次回は「たんぱく質を分解してくれる プロテアーゼ」についてお伝えします!
では、また(´▽`)ノ