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NPO法人YouToo

韓国のフェミニストたちに聞いて

2021.11.20 00:42

「韓国のフェミニズム・発信のカタチ」でタルリ・ボムを運営するふたりにインタビューを終えて。

1時間半超の長い時間に渡り、本屋タルリ・ボム、そして出版社ハーストーリを運営しながら溜まった話を解きながら、たくさんの話をした。このインタビューだけでお二人の歩いてきた道を全て知ることは到底できないが、このインタビューを作成する作業を通して改めて物理的な空間があること、そして本を通して声をずっとあげていくことは私達がどれだけ大きな力を得ることか、そして助けになるということを強く感じた。

とても残念なことだが、本屋タルリ・ボムは今年6月に運営を終了した。しかし、出版社ハーストーリーはずっと続きていく、オンラインでも活動を続けていく予定だという。これからもお二人の道を応援している。

<タルリボムが推薦する本>

最後に今韓国のフェミニズムの傾向を窺い知ることが出来る本をいくつか選んで頂いた。

『말하는 몸』(邦訳:話す体)

ポッドキャストを通して出版された多様な世代とアイデンティティー、そして職業を持った十数人の女性たちの話をまとめた本。2巻出ており主題がそれぞれ少しずつ違う。

―n番部屋事件に対する本―

右:우라가 우리를 우리라고 부를 때 (邦題:私たちが私たちを私たちと呼ぶ時)

左:N번방이후 교육을 말한다(n版部屋以降、教育を話す。

右側の本は“花火追跡団”というn番部屋事件を一番最初に取材し世の中に知らせた2名のチームだ。そのチームの最初の報道が特に決定的な役割を果たした。左側は教育と直接関連している、もしくは直接は関係していなくても教育について意見を言えることが出来る人たちが集まって、n番部屋事件以降、教育をどうやってしていけばいのかについて書かれた本。


―クィア、トランスジェンダー映画史―

この本は映画史の本で、映画史は映画史でもクィア映画の歴史をまとめた本。そしてトランスジェンダーバージョンもある。

左:『성서,퀴어를 옹호하다』(邦題:聖書、クィアを擁護している)

右:『언니, 나랑 결혼할래요?』(お姉さん 、私と結婚する?)

クィア、LGBTQと関連している本も出版されています。

左は教会に関連する本。右は著者がツイッターで同性結婚をされて、活発にオープンクィアとして活動されている。リュ・ソヨンさんによると「一つの大きな転換点のような役割をしていると思います。この方をきっかけに同性結婚を実際に試みる人がツイッターで本当に増えました」とのこと。