姿勢を整えると心も整う
よく心理学の本を読んでいると
深層心理が引き起こす行動から相手の心理状態を知ろうなんてことが
書いてあります。
実際に色々なお客様やスタッフに接してきましたが
意外と当たっているので、先人の知恵とは素晴らしいなぁと思ったりもしています。
自分の体の状態を知れば知るほど、心理状態と身体の密接な関係がわかってきます。
緊張したときは自分はどういった行動をとるか、どこが熱くなるか、脈は、言葉遣いは。。。。
人に聞くと結構驚かれますが、これらのことをしっかりと感じ取って、
覚えるようにしています。
それにより後で振り返ったときに、自分の精神状態から振り返りができます。
おもてなしやサービスが苦手なタイプ、周りから嫌われている人は
往々にして、行動や姿勢が「雑」であることが多いです。
その人の芯の部分は意識していないところからにじみ出てきますので、
なるべく行動すらも意識していけるようにしたいものです。
・手を後ろ手に組んで人の話を聞く
・ポケットに手を入れて話を聞く
・頷くとき顎から前に出る
・歩く姿が重心が下の方にある(ガニ股歩き)
などの行動をされている人は要注意です。
特にスタッフ同士の中で出やすいので、周りにいたら注意してあげてください。
新入社員などで「お客様の前では大丈夫です」なんて言う方もいますが、
もし周りでこんなことを言っているようでしたら、その方は信用しない方が良いでしょう
気を許している時にきちんとした姿勢が出来ない人は
とっさの行動が全て雑になります。
「雑」は相手に伝わるものです。
「生理的に嫌」とは「雑」からくるものと最近気がつきました。
行動を変えるには時間がかかります。
特に意識していない行動は3ヶ月はかかります。
「本気で反省」⇒「行動を意識して変えようとする」
⇒「無意識で行わないように常に意識する」⇒「意識を少しずつ減らしていく」
⇒「振り返り以前の癖がでなくなっているか確認する」
人が変わるのは自分が自分を意識したときだけです。
まずは姿勢を正して、重心を丹田あたりに集めることで
気持ちが正されていきます。
常に「凛」と有りたいものです。