たまには仕事の話(笑)
…と言っても、本業の方じゃありませんが( ´艸`)
副業?道楽?(笑)
コトの発端は、行きつけの仲のいいホムセンの店長が、夏の繁忙期に「誰か業者いないか?」って泣きついてきたトコから始まったエアコン取り付け
今日は、行く予定は全くなかったので、タービン~エキマニ取り付けのボルト穴の調整加工や放置してあったオルタネーターやスターターの点検して…
載せ換えにあたって、荷室の荷物を全て出して、蓋めくって補機類の再確認…しようとして、ココまでした瞬間電話…
「今日の夕方、エアコン取り付け行けますか?」
まぁ…NOとは言えませんよね(笑)
しょうがなく荷室を元に戻し…
部材の積み込み…
折角、空っぽ(棚はそのままでしたが)にしたのに、また満載に…(-_-;)
早速、取替えのお宅へ…
取替えらしい(⌒‐⌒)
どんな仕事でもそうですけど、交換だと…
前回?どんな腕の人が工事したかスグわかりますよね( ´艸`)
私は本業じゃない仕事はしょっちゅうしますけど…
地域柄か、まぁマトモな仕事してるのは少ない(-_-;)
一番ヒドイのが電気工事と給排水の設備工事…
本業じゃない私(当然、資格や知識はありますが本業にしてないだけ)にツッコミされるような内容が凄く多い…
アラ探しをしてるつもりはないけど、トラブルにならないような最低限の作業すらしてないから愚痴りたくなる…
特にエアコンは…
街の電気屋さんぐらいなら、しっかり知識持ってしてるけど、家電量販店やホムセンに入ってる業者は…
あくまで私の体感的なモンですが
マトモな業者…1割
マトモな工事は出来るけど、電気&冷媒ガスの知識(特に冷媒ガスのコト知ってる業者は皆無)が足りてない業者…5割
残りクズ業者
お客さんに作業内容の再確認して、納得した上での作業…ってコトも言い出すと、益々外れ率高くなる…
愚痴ってても作業進まないので
作業に入ります(笑)
まずは取り外しの為のガス回収…
そして配管の取り外し
そして室内に回り、室内機の取り外し…
既存の穴の確認…
ガッカリです。室内側より屋外の方が穴位置が1㎝ほど高いので、逆勾配になってます…
こうなってると…
エアコンのドレンホースをこの穴の中でなるべく下がり勾配になるような工夫が必要です。
そうしないと…
室内機から水溢れ出る可能性が出ます
室内機の梱包開封…
左にチラッと見えるのが、冷媒用配管とドレンホース
背板と本体…下部が1㎝ほど大きさの違いありますが、今回は穴が逆勾配なので、この1㎝が大事になってきます。
背板を一旦外して、配管&ドレンホースを起こす…
手前の白いのがドレンホースなんですが、この場所から出てるので…
理想はドレンホースが室内側の穴の上面に(少し?)押し潰される感じで、屋外の穴の下面から出るような感じですが…
そうすると、設置した室内機から穴が少し見えちゃう感じに…
だからさっきの1㎝が大きくなる。
どうやら、穴がピッタリ隠れる高さに取り付けると、ドレンホースがほぼ水平に近い勾配しか取れそうにもないコトが判明…
壁穴…水平でも「ん?」って思うのに、逆勾配って…
余程の素人か余程のチビっ子で、脚立の上で背伸びしながら穴あけしたんかな?って思う(´д`|||)
位置が決まったら、ソコに合わせて背板に水平器乗せながら穴位置のマーキング
私は基本的には4.0k(14畳用)未満は上3本、下2本の計5本で固定(和室等の塗り壁除く)します。
そして金属のボードアンカー使用しますが…
一般的に6øドリルで穴あけますが、私はドライバーでガツン( ´艸`)
ちなみにドライバーの右下に見えるのが外したエアコンに使用してたであろうボードアンカーです
時々、ネジ込みタイプのアンカー使う人(使ってあった跡?)がいますが…
ありゃダメだ(-_-;)
新築で新品のボードになら、まだ効果ありますが…
今回みたいな古い家?だと、ボードも経年劣化で脆くなってるので、めちゃめちゃ運が良くない限りは、ボードもろとも崩れる…は、多少建築のことわかってれば、想像は容易い…
で、ドライバーで穴あける理由は…
ボードアンカーに穴が丁度いいのと…
ボードの劣化具合いが感じやすいのと…
もし下地があった場合、ソレ以上刺さらない
今日のは…
上が全て下地に向かいましたので、アンカーは下2本だけで済みましあ(⌒‐⌒)
最近の新築の家は、エアコン設置場所(エアコン用コンセント付けた場所)は、ボードじゃなくコンパネ下地にする建築屋が増えてきたので楽ですが…
たまにコンパネ下地になってるのに、穴位置が左側…って、痛い仕上げしてある建築屋もいます。
エアコンは全て右出し配管なんだけどなぁ…
もっと勉強しましょう(笑)
背板固定したあとに、水平の再確認。
基本的には水平ですが…
右側ドレンホースなので、水勾配取るのに多少左上がりでも不都合はありません。見た目だけの問題です(⌒‐⌒)
ただ、室内機の内部にも雨どいみたいな受けがあり、少し右下がりの作りになってますけどね( ´艸`)
なので基本水平(^^)b
次に、あらかじめ外から入れてあったVA2芯…
コレはコロナの冷房専用(6畳用)だから2芯ですが、通常は3芯です。
そして、室内機も室外機も色分けしてR・S・T(黒・白・赤)してあるので、色盲じゃない限りは間違えないかと( ´艸`)
コロナのコイツだけは…室内機に黒(1)・白(2)は書いてありますが、室外機は色分け無し(番号のみ)
先程少し言った左穴になってた場合は…
この丸く黒いゴムキャップがドレンホースの挿し込み口になってるので、ドレンホースを差し替えて…配管繋いだ状態にして、この場所で曲げて外に出る形になります。
私だけかもしれませんが…
壁取り付け前に、配管の袋ナットを手で緩む程度緩めておきます。
脚立やハシゴの上で、モンキーやスパナ2本で緩めるのは…両手使うからリスク回避&僅かな作業時間短縮の為
緩めたフレアナットを手で軽く締め付けたら、ドレンホースの位置(高さ?)合わせてトラップにならないように配管の根本をテープで固定して…
先の方も、穴の途中で引っ掛からないように、軽くテープ留め
そして、背板に引っかけて固定。
念のため、もう1度水平器で確認
外から見るとこう…
長さがあるからか、穴が逆勾配なのがわかりやすい(笑)
穴のあけかたが、通常の勾配なら2㎝以上…水平でも1㎝のマージンがあるから、な~んも考えなくて取り付けれますが、逆勾配はホントにめんどくさい…
たま~にですが、ヒドすぎて穴あけなおす時あるくらいですから…(;・ω・)
次は配管のフレア加工&ナット取付け
コレの出来でガス漏れしやすいかどうか…決まるので、ガス漏ればっかするソコのエセ電気屋。
エアコン工事をやめるか、スーパーコメリに売ってるフレア加工(ナット付き)してあるペアコイルを潔く使いましょう(笑)
店舗にもお客さんにも迷惑なので。
ポイントは…
当然だけど、まず均等な傘?
次にバリが出てない切り口
最後に、ナットがギリギリで回ってくれる大きさ
当たり前ですが、傘が大きすぎると、ナットが回りません。小さいとシール面積が減少します。
化粧カバーの受けをまず取り付けて…
高圧側(2分管)低圧側(3分管)のフレア作ったら接続して、保温材をテープで始末します。
一応、締めつけトルクは決まってますが…
フレアの加工技術&銅管の扱いになれてなけりゃ、締めつけトルクは意味あまり無いかも( ´艸`)
参考までに表現すると…
力のやや弱い男性か…力強めの女性が、目一杯の力で締め付けるぐらいのトルクです(笑)
室外機の接続場所あたりまでの長さでペアコイルをカットして…
再度フレア作成…
作ったら、化粧カバーから出る部分をテープ巻きで保護します。
VA線も、ダブつかないように一緒にテープ巻きしますが…
基本、低圧側(太い方)と一緒に巻きます。
絶対じゃないですが…
厳密に言うと、高圧側は高温になるから。
まぁ、保温材あるから、そこまでの影響はないんですがね( ̄ー ̄)
写真枚数の限界みたいなので、part②に続く( ´艸`)