飽きちゃう原因
ミニロボに限らずですが、続けられなくなる原因はいろいろあります。
残念なことですが、また戻ってきやすい環境を整えるだけでも変わってくると思います。
原因を分析すれば普及の手助けになるかもしれません。
大人の事情とか諸般の事情とかやむを得ない事情とか、察してほしくない原因でミニロボから離れなければならないこともありますが、ここではミニロボそのものに限定して考えてみます。
飽きる原因は、熱中する原因の裏返し。
皆さんが何に熱中しているか?その原因は何か?それが足りないから飽きるのか?
ソーシャルゲームなどはそのあたり、非常に巧みです。 ユーザーの心理を突いています。 提供するスピードがあるからこそできる技でもあるんですが、なかなか参考にするのは難しそうです。 ユーザー目線であることは常に大事ですが。
自分もミニロボ初心者なので偉そうなことは言えませんが(- -;
そもそもミニロボ自体が黎明期であると感じているので、今からとやかく言っても仕方ないとは思いますが、考えておくことは大事かなと。
要因はたくさんあると思いますが、飽きる要素の一番は”変化がない”こと。 という仮説を立ててみます。
適切なタイミングと、適切な変化量、適切な浸透のさせ方が大事です。
変化と飽きの関係とは・・・?
動機はさておき、ミニロボを作ってみて最初の大会を行うところまでは成功していると思います。 組み立て教室からの初心者大会で、作ってすぐに試せるのは大事です。
作った直後の笑顔といったらもう達成感に満ち溢れていますよね!
勝てば次の大会も出てみたい!というモチベーションにつながります。
負けても次こそは勝とう!というモチベーションにつながります。
問題はそのもうちょっと先にありそうな気がしています。
「組み立ててしまったミニロボの改造がひと段落すると、次の改造に手が出ない?」
・ハイグリップタイヤ、昇圧基板、超速ギア、軽量外装・・はお金で解決(言い方がひどい)
・キック力増強やキックプレートの改造・・最初の1回だけ
・ちょっと大掛かりな改造(幅広とか)・・最初の1回だけ
カーレースでは、サーキットに合わせてクルマを調整します。
ゴルフではコースに合わせてクラブを変えます
釣りでは釣る魚に合わせて道具や仕掛けを変えます
参加するたびに変えなければならない要素があり、どのように変えるかが重要で、それが結果を左右する。 だから試行錯誤が続くし、次のアイデアが重要になる。
負ける要素が腕の差なのは仕方ないですが、黙々と練習をするだけではやはり飽きてしまいそうです。 宿題も練習も基本的にはみんな嫌いです(たぶん)
今日負けた原因がロボットのこの部分だと分析できればいいですが、仮にできても、それを修正する改造を思いつくとは限りませんし、大人もそれをうまく伝えるのは難しいと思います。
”小学生が自分たちで工夫して改造できる範囲”に収まるように考えなければなりません。
同じコート、同じ環境なので勝ち負けを左右するのがロボットではなく操縦している人に比重がかかっているので、このバランスを変えていけば光が見えてきそうです。
次の試合まで操作するだけのミニロボ・・・ ミニロボプラザに自転車で通える人は少ないし、試合をするだけでは変化が少なく、はやりもう一息何かのエッセンスがほしい・・・・
次の大会は滑りやすいコートとか、毛足が長いとか、高速ギア限定とか、 ちょっとした(準備する人は全然ちょっとじゃないですが)変化があることで、ユーザーに負担になりすぎない変化を与えることで、ミニロボを触る時間を増やします。 接点は多い方がいいです。
(ミニロボカルトクイズとかミニロボ王決定戦(知識)とかオンラインイベントもいいかも)
また、ウェイトハンデのようにイコールコンディションを保つようなレギュレーションを導入するのは機械を使うスポーツではよくあることです。
→重量、出力、速度、、、
強い人が勝ち続けて相手がいなくなってしまったら、それも飽きの原因となってしまいます。
(ハンデ戦を推奨するものではありません)
メンテナンスが大事とは言っても、そうそう壊れるわけでもなく、毎試合ばらしてグリスアップしなおすこともなく、、そこそこ改造して満足してしまったらそれで終わってしまいます。 前回の大会から一度もミニロボを触らずに、電池交換だけして次の大会に参加するのはちょっと寂しい・・・
コートごとに少しずつ変化があれば、ホームとアウェイで分ける意味も出てきます。
(サッカーは機械を使いませんがコートに合わせてスパイクを変えたりしますよね)
子供たちに、大人のように長い目で見てもらうのは難しいので、目の前の変化で飽きさせずに大人たちが考えた長いレールに乗せるようなことを考えていく必要があるかなと
考えすぎてみました (笑
*もしかしたらIAIさんが超本気で新型ロボットを開発して、高校生以上対象のスーパーミニロボGPとかを開催して憧れのカテゴリーを作ってしまうかもしれません。 ステップアップは長く続けるうえで重要です。 (現在もトーナメントは分かれていますが、入れ替え戦はない?)
結果だけが左右するのは子供たちの教育的にどうなんだと思わなくもないので、プロセス(過程)を大事にしてあげたいです。 何に向かってどう考えて何をしたかもポイントに加えてほしいところです(難しい
勝っても負けても、今日は楽しかった!また参加しよう!と思ってもらえるように何か考えたいと思います。
初心者が声を張り上げても効果はありませんが、中3でミニロボ卒業を控えているとか、シングルマッチ優勝者とか、箔のつく人たちに広報を手伝ってもらうのも手かなぁ、、 発言には多少の重みが必要・・・かな
サッカー好きが何試合サッカーを見ても飽きないのは、そもそもサッカーが好きだという要素以外に、見ていて違いが解るということがあります。 はたから見れば毎回”試合を見ているだけ”であり、同じことをよくも飽きずに・・・ となりますが、当人は、その中身の違いに面白さを見出しているので全く同じではありません。 毎回楽しみになる変化がそこにはあるんです。
ここ最近のミニロボの決勝戦は歴史に残る名勝負が繰り広げられています。
見ていて飽きないですが、分からない人から見たらどの試合も同じものなので、やっぱり飽きてしまいます。 観戦の観点からも飽きない要素を考えよう(また今度)