プログラミングを勉強することにした
僕は文系出身で、学生時代は音楽やったりスポーツやったり、社会人になっても音楽やってたからプログラミングをしようって発想がまず無かった。でも本気でやることにした。今回は初投稿なので、その辺の経緯を書こうと思う。
レコード会社にいた頃はWebプロモーションが僕の仕事だった。Webといっても、アーティストのホームページだとか、SNSだとか、自社のECサイトとか、インターネット上にあるものを使ってなんとかして売上を上げましょうというのがミッションだった。
でもやってると疑問が出てくるんですね。まず、インターネットに詳しい人なんか社内に居ないわけです。それって、僕になにか教えてくれる人がいないどころか、上司が僕の仕事の評価の仕方がわからないみたいだった。
インターネット広告とかも、取引してる代理店さんがうまいことやってくれるし、打ち合わせしてても劣等感がすごいわけです。まず情報量が違うし、僕らには実践経験が無いからまともに話せない。
今までWebプロモーションで成果が出てきている事例とかの引き継ぎも無かったので、自分でやらなきゃ仕方なかった。社内的にもそういう分野には理解が薄いので、僕がいた部署は「あいつらなにやってるんだろう?」な部隊だった。
だから、社内政治的にも周囲にわかりやすいかたちで成果をあげようと思った。アーティストのSNSアカウントの投稿権限をもらって企画やってバズらせたり、アーティストのコメントを映像で撮って、編集してYouTubeにあげて施策とかグッズの宣伝をしてもらったり。それやるためにまずAdobeツールの勉強をした。イラレ、フォトショップ、プレミアはこの頃、できないのにアーティストとか外部の事務所といつまでに編集しますとか約束しちゃって、Google先生に教えてもらいながら納期間近は朝まで会社にいたりしながら徐々にわかるようになっていった。
そしたら他のチームからそういう仕事の依頼とか来るようになったんですね。僕に頼んだらタダだし、修正とか言いやすいし、要するに使い勝手がいいと。その頃、「自分に技術があるのは強い」と思い始めたんです。応用きくし、できなきゃ思いつかないものとか、時間軸とかが頭にあるので。
で、会社を辞める直前にECサイトを担当していたんです。これまたひどくて、商品探すのが一苦労。バナーもごっちゃごちゃで、とにかくUIがひどい。それに伴ってUXなんて誰も意識していない、というかそんなの知らないわけです。
改善の提案しても、わかってくれない。そういう僕も、具体的にどうしたらいいかとか、ECサイトがどうやって動いているかわからない。でも、これをしないことにはサービスは良くならないと思ったんですね。その頃からコンピューター言語に興味を持ち始めました。
とりあえずドットインストールでHTMLを勉強してみると、性に合うというか、イラレとかの時もそうでしたけど家でDTMとかもやってて、パソコンとにらめっこしてうまくいかないところをなんとかして直そうみたいなのが好きなので、すぐのめり込みました。
今まで全然知らなかったインターネット業界の記事とかを読み漁っていると、自分より若い人がWebサービス作って起業しちゃったとか、ジョブズとかゲイツとかザッカーバーグとか、ホリエモンとか猪子さんとかそういえば全員エンジニアじゃないかと。
知れば知るほど危機感というか、音楽に限らず今後多くの産業がこうした技術でイノベーションが起きて、そう遠くない未来にコードが書けないなんてお話にならないような世界が来ると思っちゃいました。このままじゃマズイ。会社自体は楽しいけど、もっと技術とか、ビジネスとか勉強しなきゃと。そんな時先輩から会社作るんだけど手伝ってくれない?って言われて、その翌月くらいには会社を辞めました。ちょっと早まった感じはありますが、まずは動かなきゃという切迫感の方が勝っていました。
それが2015年4月のことで、HTMLとCSSを本格的に独学しはじめたのもこの頃。やればやるほどやらなきゃいけない事が増えてきていて、今では7月からスクールに通ってRailsを触ったりしています。という経緯でプログラミングをやりはじめました。
今10月なのでちょっとタイムラグありますが、日々勉強したこととか、感じたこととかをリマインドの意味も込めてブログに書いてみようと思います。
そして僕と同じく社会人になってからプログラミングはじめたとか、興味をもったとかっていう人も、今後どうなるかわからないので良くも悪くもですが、軌跡を残していくので参考になればなと思います。