指導者としての言葉。
昨年度の暮れ頃だったでしょうか。少し考えがあって、コーチングやマネジメントの本を徹底的に読み漁った時期がありました。中学部を指導するのに例年苦労しがちであり、できればお互いに苦労もストレスもなくいい関係で、かつ、生徒自身が結果を出しに行くような習慣を作っていくためにはどんな働きかけが必要なのだろうか?それについて、ずっと模索し続けた時期でした。
そして、1月末から新しい取り組みを実行。そして本日はその後初めての中1中2世代の保護者の方のご面談の日でした。
「最近先生が熱いんだよ。すごい熱心で。」
親御さんから子どもさんがそう仰っていると、そういうお言葉を頂きました。ああ、しっかりそういう変化は伝わっているんだなって、ちゃんと狙い通りの反応をしてくれていることについて指導について自己評価をしました。
私は実際こういったコーチング的なものは苦手分野でして、できることなら自分の気持ちなんて子どもに火炎放射のように浴びせながらやるっていうのは気持ち悪いと思ってるので、極力避けたいと思ってきたのです。それよりも、コンコンと、静かに、ポツリポツリと、短い言葉で諭すように伝えるっていう方が性に合っていて、なんか自分の思考以外のエネルギーを使うということに抵抗感があったことは事実です。
なにやらたくさん語った1ヶ月半でした。私が学習内容以外のメンタル的な面で何かを熱く語るということも少なく、精神にまで踏み込んで私をその子の中に存在させるっていうのについて居心地悪く感じてきたところはありましたが、ちゃんと気持ちをはっきり伝えることによって、生徒たちに響くものというのも確かにあり、体力は使いますし、あんまり得意分野でもないですが、ちゃんと定期的にやっていこうという目標を持つきっかけになりました。