やり直しから始めよ。
中学1年生の学習時間を確認しようと、今日はとある紙を配布して、必ず学習に時間を割くことができる時間がどれくらいあるのかという調査を行いました。すると、意外にも忙しい忙しい言ってる生徒の時間は有り余っており、「は?そんなに時間あったの?笑」と笑ってしまうほどでした。
次の確認は、「”今何かやりなさい”って言われた時に何をする?それを出してみなさい。」と指示しました。あたふたし、一体何をしようかと迷いが見られる子もいる反面、自分の課題はこれだ!と最近認識した子は即座に教材を取り出して取り組み始めました。これができるということが第一歩です。主体性を持って学んでいるかどうかが見て取れるのがこの瞬間です。
このことを受け、しばらく塾から出す課題を最小化し、毎日同じ教材に触れ続けること、そして、定量的にこなすために、最低3時間は机に座って、やるべきことをリストをかたっぱしから片付けていくことを指示しました。
「学年末で圧倒的に結果を出したい。それは、先生だけが今思ってることなのかね。俺の気持ちは君たちと共有されてるかね。共有されていて、次は結果を出したいと思うなら、まずは毎日一定の時間を確保すること。そして、最優先にすべきは”やり直し”だ。解けなかったものを放置しすぎているから、そのまま抜けていってテストの結果にそれが反映されている。明日の勉強のスタートは決まっている。今日のやり直しだ。普通の感覚として、やり直しから始まる学習を続けて欲しい。そして、どうしても疲れてて心が折れそうでも、やり直した地点から少しでも進めることを意識し、その翌日にはまたやり直しをして欲しい。それが一番学習において大切なことで、学習を面白いと思えるようになる習慣なんだ。」
いずれ、やり直しのリズムが、”明日何をするか”の計画に繋がり、”明日何をするか”の連続が、”1週間で何をするか”という連続を作っていくことにつながります。大雑把にでもそうやって自分で一定時間に捌ける量を認識していくことが、何かに取り組んでいく時に気持ちの余裕を作っていきます。
学年末、ぜひ結果を出しましょう。