始まりは、全体の半ばである。
小学4年のクラスは、今日はかなり大人数集まっていましたので、チーム分けして算数の対抗戦を実施しました。内容は、立体へのペンキ塗りの問題、立体の串刺し問題、立体の組み合わせ問題の3題です。3学期は図形及びそれに関連する内容以外は扱わないという方針ですので、冬休みは脳みそを”図形モード”に切り替えるための時間でした。さて、この3題は実は実際の中学入試問題であり、4年生にはまあまあの難問でした。小6の子も間違っていましたし・・・^^;笑 それは置いておいて・・・
「ヤダヤダ!」言ってた子も、「何これ分かった!これ好き!超楽しい!」ってのめり込んでましたので、現金なものだな、と笑ってしまいましたが・・・笑 全問正解の子もいて、期待値が上がります。
宿題も、「やりたかったらやってきたらいいよ。」と言っただけですが、みんな進めてきていてびっくりでした。最も多い子で40ページもやってきてた子がいて、「すごい時間かかったけど、楽しかった!」とのことでした。「やらなくていいなら、やらない。」ってならないのがすごいですね・・・。私だったらやらなかったかもしれませんし、先生のことが好きだったら、「ちょっと頑張ったところ見せたいな。」くらいに思ってやっていたかもしれません。
先の内容に関連する格言ですが、「始まりは全体の半ばである。」という言葉があります。今回のように、やりたくないものでも、やらなくていいものでも、一旦やり始めてしまうと結局手詰まりになるまでやりたくなってしまいます。しかし、その”テキストを開いてみる機会があるのかないのか”ということが、大きな差異になっているのです。やらなきゃいけないことや、やりたいことにいち早く着手できる習慣を持つということは、勉強に限らず様々な場面で役に立つものです。そうすれば、やるべきことの半分は終わっていると言っていいでしょう。
勉強の成果は、ほとんどが習慣に基づくものです。それは、ご家庭での子どもとの関わり方であったり、先生の課題の評価方法であったり、方針であったり、態度であったり、そういった外部要因によって、少しずつ醸成されていくものです。習慣は、環境ルールの内面化です。習慣は、結果において、とても大切なものなのです。