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kojinkai

予習と復習の方法を4年に指導する。

2016.12.15 15:59

 今日は、北海道地方のテストを実施しました。まずは演習項目の定着チェックテスト、そして、本番の確認テスト。中学受験新演習小4上社会を使って学習していますが、小4教材にしてはなかなかな知識を要求してきており、黒潮の影響による濃霧発生、それに伴う夏季の低気温、梅雨前線や台風を踏まえた気候の特色、日高山脈を東西に隔てた地域の特性、石狩平野の稲作と客土、十勝平野の輪作、根釧台地の酪農など、入試必出のポイントをしっかり押さえた上で、地理の基本的な考え方をよく学習できる教材として重宝しています。


 


 前回の新潟県のテストでも、対馬海流季節風がもたらす豪雪、越後山脈フェーン現象・からっ風、それを踏まえた上で、なぜ新潟で米作りなのか?、越後平野とコメの品種、豪雪地帯の家の特色、など。


 


 親御さんからは、「なんであんた地理してるの?」って家で言われるそうですが、まあ私もなぜこんなに地理をしているのか実際は分かっていません^^;当初の予定からは随分外れてしまいました。当初は理科と社会を交互にやろうかと思っていましたから。しかし、思いの外地理に生徒がどハマりしてしまったおかげで、この教科をきっかけに予習復習の方法論を指導することにしたのです。


 


 


・予習


 教材を読む。授業をする単元だけじゃなく、復習単元・予習単元を含めて4単元分を毎週読む。


・授業


 読んできた内容のうち、理解が必要なところを狙い撃ちして授業。


・演習


 ノートに問題を解く。1回目は調べながら答えを埋めてとく。2回目は1回目のあとすぐさまとく。3回目4回目は、必要とあれば解く。


・テスト


 演習してきてもらったページを丸ごとコピーして解く。そのあと、確認テストを解く。


 


 


 「演習は知識を身につけて、文章を楽しく読めるようにするためのものだ。毎週予習復習でかなりの量を読んでもらうけど、その度に”先生こんなこと話してたな”とか、”問題解いてる時にこんなことが分からなかったな”とか、そんな気持ちで読み直し続ける中で知識は深まっていくよ。今の教材を読んでいて楽しくなってしまうような時間にしよう。」


 


 理科社会の話です。


 


 


 初めて予習型学習を完璧に導入する学年が4年生です。これもまた一つの実験です。今現在は、ただならぬ予感がするほど結果が出ていて、テストも満点ばかり。生徒も楽しい楽しい言って、徐々に塾に到着する時間が早くなり、テキストを開いてみんなで議論しています。精神的に幼い子が多いのですが、それゆえに貪欲で、負けず嫌いで、家でどれだけやってきたかを競い合って過ごしています。


 


 この子たちも、とりあえず現状は全員私立か、附属か、一貫校にお世話になると思います。これは確信です。うちを経た子は何か面白いと思ってもらえたら、私にとっても励みになりますし、そうあれるように努めるのみです。