中学生向け１問１答問題集。

直前期にガバッと覚えてしまいたい、寝る前や休み時間の隙間時間を効率的に学びたい、そういう生徒に市販教材でオススメしているのはこちらの２冊です。

問題のレベルは、基礎的なものばかりです。基礎が身につき切っている子にとっては少し退屈かもしれませんが、これから残り少ない時間でなんとか基礎を完成させるために少しの時間でも活用したいという生徒には良い教材です。

基礎を作るというのは、できる限り考えずに知識を引き出すことができるようになることと等しいです。体に染み込ませ、反射的に知識が出てくるようにするのです。パソコンのキーボードも、タッチタイピングができるようになるまでは、いちいちキーボードの位置を考えてみんな打ちながら、ほとんど考えずに打つことができるようになります。スマホのフリック入力もそうですよね。

考えて知識が出てくるようでは遅く、その知識が体に染み付いて自分の一部になっている状態になって初めて思考というのは出発するものです。だから、計算であれ、漢字であれ、基礎的な知識理解であれ、考えずに引き出せる知識が多ければ多いほど学習効率は上がっていきます。

さて、こちらの教材ですが、全ての問題に”出題校”が書かれているので、緊張感もあります。全ての問題がどこかで出題されたことがある、というのが分かるというのがこの教材の売りの一つです。

市販教材で一問一答をご検討ならば、一番勧めているのがこの教材です。塾へ通われていない受験生の子も、ぜひ本屋に行って手にとってみてはいかがでしょうか？