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kojinkai

粛々と、解く。

2016.12.06 14:58

 割合3用法の練成を4年生は爆走中です。まだまだ、文章それ自体の意味を正確に分かっていないから、両手を大きく広げ、「はい、それを三分の一にして〜!」なんて言いながら、ボリュームを体で表現させます。体動かしてみると、ああ、そういうことかって文面の意味を納得することができ、それを数直線化します。


 


 今日の問題は、本当に総合的なまとめのプリントだから、来週再来週も同じものを解きます。以前から配ってきたプリントも駆使して、12月の3週目で一通り2ヶ月近くやってきた特別講座が終了します。


 


「35人のグループのうち、3/7は男子です。女子は何人ですか。」


「本の値段は所持金の3/5にあたり、残りの金額は260円です。本の値段はいくらですか。」


 


 今解いているのがこのくらいのレベル。ちょろちょろ暗算できる子も増えてきましたが、まだ数直線を書かない許しは出していません。


 ちょうど1年前が、4年生が一気に入塾した時期に重なりますが、あの時の彼ら彼女らのほとんどは和と差が怪しい子が多かったことを覚えています。足すのか引くのか、量をイメージできず、「多い」と書いてあれば足し、「小さい」と書いていあれば引く、そんなどこで覚えてきたのか分からない単純化をする子も少なくありませんでした。まだまだ記憶に新しいことです。


 


 この1年、授業も随分行いましたし、計算もかなり膨大にやってきましたし、今こうやって量の計算も割合を利用した計算に突入し、家でやや苦戦しながらも、一歩一歩前進をし続けているのです。


 


「先生、この前もらったばかりなのにもうノートがなくなりました〜!」


 


 数直線いっぱい書いているし、当然。”ノートを使い切る”っていうのも、今の生徒たちの一つのモチベーションになっているらしいです。


 


 時々すごい集中力で解いている生徒をはたから見ていると、なぜこの子たちはこんなことに熱中しているんだろうか・・・?と考えることもあります。指導者ながら、謎なのです。毎年のことではありますが・・・。