自分の偏差値を見つめて。
中2の子たちが、「自分の小学生の時の偏差値知りたい!」って言うので、過去の模試の結果を引っ張り出して見せてあげました。偏差値は小学生の時にはあまり見せないようにしていました。その数字がその子の全てを決めるような、そういう衝撃を与えかねないので、数字を出すときは慎重に扱っていたのです。
学校でやる模試で偏差値もある程度見始めて、50後半くらいにいるということを確認していますので、やっと見せる気になったということもあって、初めて数値をはっきりと見せた日でした。
「え、こんなに低かったの・・・?今と全然違う・・・。」
半分ショック受けた子が大半ではありましたが(笑)、そして、偏差値というのは母集団との比較でしかないので、数値は多少ブレるということも伝えましたが、しっかり実力をつけている今の自分を確認して、
「いっぱい成長していると思う。今は昔よりちゃんとやってるし。」
そんなポジティブな言葉も聞けるようになりました。従来からやや低迷がちだった数学の成績も、私立の二人は今回共に12位、13位とようやくトップ10入りが視野に入り始めて、俄然やる気を見せています。スタート段階では40位とか50位とか60位くらいだったですし、数学の順位って結構頑張らないと上がらないものですからね・・・。中1、中2と相当苦労をしながら、昨年の夏は方程式で躓き、比例反比例で躓き、図形や資料で謎のミスを頻発し、小さなミスが原因で本当に苦渋を舐めて来た生徒たちでしたが、ようやく結果が自分の努力への実感へと変わって来て、いい状態が続いています。
結果が出るのに時間がかかる子たちばかりで、頑張ろう、一緒にやるから、ちゃんと身につくまでやろう、腐らないで、できてることとできてないことを整理して、しっかり反復しよう、分かって先に進めよう。何度伝えたことか・・・。
長く付き合うと、癖とか傾向とかいっぱい分かっているので、なぜそうなのかがすぐに特定できますが、逆を言うと、それを如何ともし難いというその子自身の壁みたいなものも同時に見えてしまって、常にそれと対峙し続けるという状況もイコールでありました。
大変だけど、頑張って来たね。