来年度中学部授業は、90分体制へ。
来年度から、中学部はやや縮小しまして、90分体制で臨みます。その理由は、主に小学5・6年生の授業を2時間20分体制にすることに起因しますが、同時に、私立や公立一貫校の忙しさが挙げられます。通塾生の私立・公立一貫・附属比率が非常に高まってきて、来年度になれば通塾生の9割がその学校に該当するようになります。塾へは課題は全て終わらせてきてほしい、安定した気持ちで追加の授業を受けてほしい、そんな想いでの変更です。
その関係で、指導スタイルもやや変更があり、もし必要があれば、従来通り20時や19時台からの通塾も可能で、普段”授業”時間内に行っていた英語・理科・社会あるいは国語の小テスト・演習関係をその時間に行い、やり直しをしてもらいながら、意欲ある子や余裕のある子はその時間を使って、従来”授業”としてやってきたことをその時間に置き換えて行っていく方針を固めました。公立の子などは時間に余裕がある生徒も多いので、その時間を使って理科や社会や国語の演習の中で必要なものを演習できるよう準備をします。
授業は数英に一本化します。先取りに特化し、数検や英検にも対応できるようにしていきますので、それらの検定も視野に入れながら、日々の習慣的な取り組みによって、当たり前に英数をできるようにトレーニングしていきます。中3に上がったすぐの段階で、数検英検ともに3級を受けられるように設定しています。日々の教材に加えて、各検定教材を手にして受験をすることを勧めていきます。
理社が心配になるところかもしれませんが、学校ごとに選択的に毎週教科書を通じたトレーニングをしてもらい、教科書の章に対応した代表の自作テストを解いてもらいます。教科書さえ読めば、テストを受けて何が大切か改めて認識し直し、さらに読み込んで・・・のリズムで先取りもやっていけるので、教科書を通じて自分で学ぶ習慣が身に着けばいいなと思っています。
あらゆる塾の生徒の現状を考慮した最適解を考えましたが、私の考えるベストはさしあたりこのスタイルです。中3の5月で全部終える予定ですが、そのあとは英数共に高校内容に首を突っ込んで行こうかと、そう計画しています。数学は、塾用テキストを、英語は高校テキストを使ってやろうと思ってます。
小学生から頑張って基礎を作って来た生徒に楽しめる内容を短い時間を使って提供していくスタイルになるということです。長く通うメリットを感じられるように、受験をするというメリットを感じられるように、カリキュラムを構築しようと思案して早5年が経過しました。小中一貫が、ただ小学生を指導し、中学生を指導した、という名目で終わらないよう、小学生から通って来たメリットを感じられるように、組み立てます。親御さんだって、長く通わせていたのに新しく入った子に簡単に抜かれてしまうなんていう結末は望むところではないでしょうし、私としてもそれは絶対に嫌だというのが本心です。
今通っている小学生たちも、もし中学以降も公立一貫校や附属、中堅私立に通いながら通塾をすることを想定しているのであれば、あるいは、合格後それらの学校をけって公立へ通いながらうちのカリキュラムで学んでいこうという生徒は、その先はこうなっていくというイメージを持ちながら通っていただければと思います。