小4のテストも軌道に乗り始め。
夏休み明けから、来年度に備えて毎週漢字の書き取りとテストを実施するようになり、2ヶ月が経過しました。音読みの熟語中心のテストなので、同音異義に関する内容が多く、漢字の意味をしっかり理解しないと得点できないのです。ただ一人、夏休み明け初回のテストを除き、ずっと満点をキープしている子もいますが・・・。
さて、今回のテスト。今日は2コースに分かれているうちの4人がテストを実施しましたが、うち3名が満点。日に日に取り組みが丁寧になっていき、今日は絶対に満点狙ってますっていう顔をしていました。実はこのうち2名は一度も満点を取ったことがなく、6点とか7点とかでずっと落ち着いていた子でした。
集団力学っていうと仰々しいですが、誰かがちゃんとやっていると、自然と集団は良い方向へと導かれていくものです。そういう意味では、満点をキープしている生徒は、しっかりリーダーシップをとってくれて、漢字はこうやって覚えたらいいとかアドバイスまでしてくれています。
別のテストもありました。今日は社会の授業も行っていて、都道府県のテストも実施したのですが、これまたただ一人漢字で全都道府県を書き上げ、周囲を圧倒する者が現れました。
「ちゃんとやったもん。やったらできますよ。」
なんて澄ました顔してましたが、お家での努力は大したもので、その背後に熱心な親御さんと楽しそうに覚えていく親子の風景がチラつきました。
私はこの子たちに伝えています。
「先生は、君たちの能力を信頼しています。だから、どんなに点数が取れないって言っても、それは君たちがお家で時間を使ってやっていないという風に考えています。だけど、それを塾で補講させて無理やりできるようにしようとは考えていません。誰かにやれって言われないとできませんか?君たちはそういう人なのでしょうか?そうではないでしょう?誰かにやれって言われるまでできないなら、君たちには塾は早いです。どこへ通っても、自分の力で分かっていく力など身につきはしません。けど、君たちは自分で行きたいと言って、この塾を選んできている。そして、先生はそんな君たちを信頼しています。」
また喋り過ぎちゃったよ・・・と、熱くなり過ぎた自分を反省するのですが、しみじみ聞き入っている生徒たちを見ると安心もします。4年生たち、かなり軌道に乗ってきています。この調子で、来年度からは中学受験テキストを使って本格的に文章題特訓を始めていくわけなのですが、今の彼ら彼女らならば、私が敬遠していた教材も使いこなして、大層な実力をつけてくれるものと見込んでいます。