絶対に何とかしたいに、応えたい。
中3のある生徒が、ここ最近23時まで私との延長戦をしています。保護者の方の送り迎えも大変だと思います、ありがとうございます。
彼の急務で取り組むべきは、英語でした。根本的にすべてを変えていかないと、そもそも学校の授業ですらついていけていない状況でしたから、学習の道具・手段・手順を1から指導し直し、自宅学習で完結できるレベルに学習方法を転換している最中です。
単語の意味調べ、使用文法の確認、スラッシュリーディングと直訳・・・英語は、無限に単語を書き続けて覚え、自力で訳ができないから、ひたすら学校の先生の訳を記憶するという手法で学び続けてきた彼にとって、自力で予習をするときの視点がほとんど欠落していたということは目に見えて分かっていました。これまでも働きかけてきたことはありましたが、いかんせん気持ちが乗り切らず、すぐにずるずると従来の方法に戻るということもしばしばでした。
それが、やっと今、私の言葉に100%応えてくれるようになりました。だから、「その方法は間違っている。時間の無駄。」と言う言葉にも(学習方法の全否定から始まりました)、素直に応じて、1から学習の手順を踏んでくれるようになったのです。
彼は言いました。
「教科書って、こんなに精密に読めるんですか・・・。」
「気づかなかったんだよね。でも、そこに気づけたから、一つ成長したんじゃないかな?まだ文法知識が足りないから、見え方がクリアーでないと思う。そこは先生がしばらく一緒にやって、学習の仕方の指示をしていくから、一ヶ月くらい一緒に頑張ってみよう。」
積み上げてきたものは、無駄ではないです。やる気さえあれば、いくらでもなんとかなる時期です。英語の基本文暗記テストも、満点を取っていると聞くようになりました。いろんなことがセットになることで、成果が出て、自信をつけていくきっかけになることでしょう。